2014年ももうすぐ終わりますので、アニメ・鉄道・クラシック音楽をテーマに今年を振り返ってみます。
●アニメ関連
振り返ってみると、今年定期的に感想を書いていたアニメはありませんでしたが、一番印象に残っているものをひとつ挙げるとすれば、『ニセコイ』ですね。あの少年ジャンプに連載されてアニメ化までされるということは、それなりに理由があり、やはりおもしろいからです。原作コミックも揃えてしまいました(限定版があるものはもちろんそちらで)。アニメの続編もあるということで期待。春ちゃんの人気が出そう。
今年連載が終了した作品がふたつ。ひとつはアニメ化もされた『神のみぞ知るセカイ』です。いろいろ消化不良な部分もあったかもしれませんが、ラブコメというものにここまで真摯に向き合った作品はなかったように思います。連載終了後に、近畿日本鉄道の企画で、キャラの名前の元ネタとなった駅で入場券が販売されたのはうれしい取組でした。近鉄にもまた乗ってみたかったのでひととおり巡ってコンプリートしました。
もうひとつは、貞本義行版『新世紀エヴァンゲリオン』です。連載が始まって最終巻がでるまでかれこれ20年近く…… ということで、よく完結させてくれたと思います。庵野秀明監督による『エヴァ』旧作は、いささか難解で拡散してしまったイメージなので(あれはあれで評価すべき点もあると思いますが)、貞本氏による作品はひとつの解釈として貴重です。新劇場版はちゃんとできるのか、ファンは期待と不安を持ちながら見守っております……(笑)
●鉄道
国内の鉄道路線はほぼすべて乗ってしまったので、今年はイベント列車を中心に回ってみました。あまり印象に残っていなかったローカル線などをおさらいする意味も含めて。JR北海道は不祥事が続いたので不安がありますが、北海道は好きなので定期的に行きたくなります。今年は夏に一週間ほどかけて、廃線鉄道代替バスを中心に北海道を巡ってみました。廃線跡なども残っていて興味深かったです。そんな中、ブルートレインの廃止が相次いで発表されました。これも時代の変化でしょうか。トワイライトエクスプレスにはまだ一度も乗っていない…… 来年は、上野・東京ラインの運行開始、北陸新幹線の金沢開業など、大きな動きがあるので注目していきます。
●クラシック音楽
アバド、マゼール、ブリュッヘン、ホグウッドと、親しみをもって聴いていた巨匠指揮者たちが相次いで亡くなった年でした。いずれもついに生演奏は聴けず。これを反省して、なるべくコンサートに行くようにしました。とはいえ、巨匠の来日公演のチケットってお高いんですよね…… 今年聴いた中で印象に残っている大御所と言えば、スクロヴァチェフスキです。プログラムを見て、ブルックナーの後にベートーヴェン? と疑問が浮かびましたが、ベートーヴェンの交響曲第7番の演奏を聴いて納得。90歳を超えてあのようなエネルギッシュな演奏をしてくれるとは仰天です。そして忘れてはならないのはインバル&都響のマーラー。日本で聴ける最高水準のマーラー演奏であることに間違いありません。今年コンサートで一番多く聴いたのはマーラーの曲かもしれません。交響曲第5番はエッティンガーや高関健の指揮で聴きましたが、どちらも感心しました。というわけで年末のベートーヴェン第九もエッティンガー指揮で。また、演奏機会が少なそうな珍しい曲が演奏されるときは、なるべく足を運ぶようにしました。NHK交響楽団の演奏は何度も聴きましたが、年初のファビオ・ルイージ指揮『カルミナ・ブラーナ』がとにかく名演で、楽団退場後も拍手で指揮者が呼び出されていました。ベスト・コンサートに入ってくるのは間違いないでしょう。
一方、CDはいろいろ入手したのですが、他を優先してしまいあまり聴けていないのが心残りです。生誕150周年のリヒャルト・シュトラウスについては、歌劇のBru-rayやカラヤンによる管弦楽曲を入手していたのですが、いまだ聴けず。来年はがんばって聴きたいところです。
全体的に、いろいろなことがあったにもかかわらず、ブログの更新をあまりしていないのは反省点です。来年は、アニメやCDのレビューはじめ、旅行記事などもいろいろ書ければいいなと思っています。時間をつくらないと……
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