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100年前の録音……ベートーヴェン:交響曲第5番(ニキシュ&ベルリン・フィル)
評価:
ニキシュ(アルトゥール),ベートーヴェン,リスト,ベルリオーズ,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ユニバーサル ミュージック クラシック

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とドイツ・グラモフォンによる録音がスタートしてから100年とのことで、「ベルリン・フィル×ドイツ・グラモフォン世紀の名盤100」というシリーズがユニバーサルから出ました。その記念すべき第一弾の録音がこちら。アルトゥール・ニキシュ指揮の、ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》です。100年前の録音、演奏とは、いったいどのようなものでしょうか。

最初の録音に選ばれたのがこの曲ということは、やはりクラシック音楽で最もポピュラーな曲のひとつということです(最も多く録音・演奏されている曲かも)。何度もベートーヴェンの「運命」はいろいろな演奏で聴きましたが、100年前にどんな演奏をしていたか、というのも気になります。

1913年という超古い録音(電気的な録音ではなくアクースティック録音)のため、さすがに音質は悪く、弦楽器がほとんど聞こえない気がしますが、雰囲気は十分伝わってきます。第1楽章と第4楽章の提示部リピートはなし。これが当時の標準だったんでしょう(録音時間の問題もあるかも)。演奏スタイルはゆっくり目のテンポでデフォルメしているところもありますが、今の感覚で聴いても我慢できないような箇所はありません。まあ、ニキシュはあのトスカニーニも称賛したといいますから、あまり極端なことはやらない人だったのかも。

1920年録音のリスト:ハンガリー狂詩曲第1番と、ベルリオーズ:序曲《ローマの謝肉祭》も収録されています。こちらはベートーヴェンに比べると弦楽器もよく聞こえます。録音技術の進歩というやつでしょうか。

純粋に音楽を楽しもうということならこの録音は音が悪くおすすめできませんが、歴史的な記録としては非常に貴重だと思います。録音の歴史や当時の演奏スタイルに興味があれば、聴いて損はありません。1913年といえば、2年前までマーラーが生きていたので、なんとか演奏の録音を残してほしかった……

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| ベートーヴェンの音楽 | 01:14 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
2013年9月終了アニメの感想
2013年9月に終了したアニメの感想です。

●戦姫絶唱シンフォギアG
このアニメはElements Gardenが曲を売るためのPVアニメだと割り切っていますので、ストーリーについては触れません(笑) 今期は前に比べて曲数も多く、デュエット曲もたくさんありました。中でも調&切歌の、それぞれの曲を重ねるとデュエットになるという仕掛けや、聖詠・絶唱のフレーズを盛り込んだ歌など、手の込んだ曲もあり、音楽的はなかなか面白く見ることができました。キャラソンCDも全部買っちゃいましたし…… ただ最終回は、一期のクライマックスで使われた感動的な『FIRST LOVE SONG』に比べると、ちょっと押しが弱かった気がします。全体的には満足。

●恋愛ラボ
恋に恋する乙女たちのお話。リコは結局本当のことを言い出せずに最終回まで引っ張ってしまいました。女子しか出てこないアニメではないと確認してから見始めましたが(笑)、塾の男子たちとの関わりも気になるところ。ナギは最後までいい奴でした…… リコは思い出してやれよと(笑)

●Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
Fate本編では何かと不遇なイリヤですが、この作品ではそのイリヤのかわいさと大活躍がポイント。あとはギャグも大事です。原作コミックは見ており、今流通しているのとカバーの絵柄が違う初版本を持っております(笑)。この話は単なるファンタジーではなくて、わりとハードなバトルものになってきますからね。白眉となるセイバーとのバトルも迫力たっぷりに描かれており満足です。2wei!制作もされるようなので、今後にも期待です。

●絶対防衛レヴィアタン
本作は前クールのアニメですが、新作の「焚き火劇場」も加わったので、前回見逃した話数も含めて見てみました。間が抜けた感じの話になってしまうかと思いきや、意外にもその若干ユルい感じがプラスになっていたと思います。最初はよそよそしかった3人+妖精が、最後は親しげにあだ名で呼びあっていて、その過程も良かったです。「焚き火劇場」は、ロボットと学園もののときはやたら気合いが入っていましたね(笑)

●山田くんと7人の魔女(ドラマ)
吉河美希原作のコミックのドラマ化。原作を読んでいるので見てみました。吉河美希原作のドラマ化といえば、『ヤンキー君とメガネちゃん』もありました。いろいろ制約がある中でドラマの話をまとめるのはなかなか大変だと思いますが、『ヤンキー君と〜』のほうはうまくいっていて、むしろ原作よりドラマの話の方がわたしは好きでした。なので、今回、未完の原作をどうまとめるかという点はありますが、あまり不安はありませんでした。キスをしまくったりと、役者さんは大変だったと思います(笑)。特に、入れ替わりのある山田役の山本裕典、うらら役の西内まりやの2人は、演技力が問われたと思いますが、なかなか良かったと思います。

ほかにも見たくて録っている作品がありますが、今クールの初めに引っ越しをしたりバタバタして、なかなか手が回っておりません。TOKYO MXが映らない地域になったのですが、BSが見られるのでBS11のお世話になっています。

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| アニメ関連 | 00:52 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
シンフォギア関連CDその4【響、クリス&未来】
雪音クリス(高垣彩陽),上松範康,岩橋星実,中山真斗
キングレコード

アニメ『戦姫絶唱シンフォギアG』の関連CD、最初は気に入った曲だけ買おうと思っていたのですが、結局全部入手してしまいました。立花響(CV 悠木碧)、雪音クリス(CV 高垣彩陽)、小日向未来(CV 井口裕香)の曲です。

●戦姫絶唱シンフォギアG キャラクターソング2
響のキャラソンCD。『正義を信じて、握り締めて』(作曲:藤田淳平)と『Rainbow Flower』(作曲:上松範康)を収録。どちらもいわゆる「戦闘曲」なので、アップテンポの短調で、歌詞も含めて似ている感じがします。どちらも伴奏でバグパイプ(?)を使っているようですが、共通するイメージを狙ってのことでしょうか。また、『Rainbow〜』のほうはヴァイオリンのオブリガートにも注目。印象的なイントロもあり、キャラソン各曲のなかでも感動的に仕上がっていると思います。両曲ともひたすらぶっちぎる熱い曲です。悠木さんは1期に比べて歌が上手くなったのかどうかは…… テンポの速い曲ではよくわかりませんね(笑) 元気いっぱいの熱さが良いです。

●戦姫絶唱シンフォギアG キャラクターソング6
クリスのキャラソンCD。『Bye-Bye Lullaby』と『教室モノクローム』(ともに作曲:上松範康)を収録。『Bye〜』のほうは歌詞も含めてユニークな曲。ノリの良いナンバーですが、アクが強いですね(笑) 『教室モノクローム』は劇中歌。こういうまったく違う曲調の歌を上手くやってしまうのが、クリスの魅力であります。高垣さんはさすが。

●戦姫絶唱シンフォギアG キャラクターソング8
最後まで情報が明かされていなかったのは、未来のキャラソンでした。『歪鏡・シェンショウジン』と『かばんの隠し事』(ともに作曲:菊田大介)を収録。『シェンショウジン』のほうは、チェンバロとコーラスから始まる前奏からして不吉。絶えず鳴っている耳障りな電子ノイズ音の伴奏が印象的です。低音を強調して聴くと迫力があります。ヤンデレソングかと思いきや、むしろ絶望感ややるせなさがにじみ出る歌詞となっています。『かばんの〜』のほうは普通のキャラソン。

『シュルシャガナ』や『シェンショウジン』の、電子音をうまく使ったアレンジは、聴いていて心地よいものがあります。菊田大介氏の編曲に感心。

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シンフォギア関連CDその3【調&切歌】
アニメ『戦姫絶唱シンフォギアG』の関連CD入手しました。そのうち、月読調(CV 南條愛乃)と暁切歌(CV 茅野愛衣)の曲について。

本編を見るとわかりますが、調の『鏖鋸・シュルシャガナ』と切歌の『獄鎌・イガリマ』はセットになっており、これらの曲の全貌を知るには、デュエット曲『Edge Works of Goddess ZABABA』を聴く必要があります。

●戦姫絶唱シンフォギアG キャラクターソング5
調のキャラソンCD。『鏖鋸・シュルシャガナ』と『PRACTICE MODE』(ともに作曲:菊田大介)を収録。『PRACTICE MODE』のほうも、アップテンポの短調の曲で、歌詞は示された希望に戸惑うような内容になっています。南條愛乃さんのことは、今まで出られている作品は見ていなかったので、今回初めて知りました。

●戦姫絶唱シンフォギアG キャラクターソング7
切歌のキャラソンCD。『獄鎌・イガリマ』(作曲:中山真斗)と『手紙』(作曲:藤間仁)を収録。問題は『手紙』のほうで、歌詞を見ると一見電波ソングっぽいのですが、内容は遺書であります。本編では大きな勘違いがあったので、ネタにされそうな『手紙』ですが…… 普通に死を意識した遺書としても読めますからね。

○『シュルシャガナ』と『イガリマ』と『Edge Works〜』
『シュルシャガナ』と『イガリマ』は曲調が似ており、共通する歌詞もあることから、気づいていた人もいるようですが、この2曲はハモるデュエット曲になっています。気をつけて聴いてみると…… 全体的には、『シュルシャガナ』が高音パート、『イガリマ』が低音パート。歌詞では、「大丈夫」「大好き」が揃っており、ほかにも似た単語を使っていたり、追いかけっこするところがあったりします。2コーラス後の「重ね合ったこの手は……」の箇所は完全に揃っています。あと、このメロディーは2人の「聖詠」のメロディーですね。単純に同じ旋律を歌うのではなく、異なるメロディーがハモるようになっており、なおかつそれぞれが独立した曲として聴けるという、たいへん手の込んだ仕組みとなっています。まあ、『シュルシャガナ』の「信じてく そう夢紡ぐ」のあたりとか、『イガリマ』の「大丈夫、まだ飛べる」のあたりの動きなど、単独で聴くと不自然と感じる箇所もありますが…… どちらかが主旋律というわけではなく、どちらも独立した曲として成立しているのがスゴイ。個人的には、『シュルシャガナ』の方が、伴奏がすっきりしており好きです。『イガリマ』は、せわしないピアノの動きにエレキギターも加わって、ちょっとゴテゴテしている気がします。気になるのは、2曲の作曲者が違うことです。おそらく『Edge Works〜』が「原曲」なんでしょうけど、歌詞(作詞:上松範康)のパート分けも含めて、この曲の成立過程や作曲者の役割分担が気になります。

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シンフォギア関連CDその2【マリア】
マリア×風鳴翼(日笠陽子×水樹奈々),上松範康,菊田大介
キングレコード

アニメ『戦姫絶唱シンフォギアG』の関連CDをいくつか入手しました。そのうち、マリア・カデンツァヴナ・イヴ(CV 日笠陽子)の曲について。

●戦姫絶唱シンフォギアG キャラクターソング1
マリアと風鳴翼(CV 水樹奈々)のライブ・デュエット曲、「不死鳥のフランメ」(作曲:上松範康)を収録。この曲は前シリーズのライブで使われた、ツヴァイウィングの「逆光のフリューゲル」と並ぶ目玉曲として制作されたことは想像に難くなく、その狙い通りよく出来ていると思います。普段競演することのない方々のデュエットを聴けるのはこのシリーズの魅力の一つ。前回も「ついに高山みなみと水樹奈々が競演か〜」と感慨深かったものですが、今回水樹奈々さんと組むのは日笠陽子さん。歌の方は…… 翼のパートに比べるとマリアのパートが若干迫力不足に感じるところもなくはないですが、十分うまくいっていると思います。これはライブでやるたびに盛り上がりそうな曲。

●戦姫絶唱シンフォギアG キャラクターソング3
マリアのキャラソンCD。「烈槍・ガングニール」と「Dark Oblivion」(ともに作曲:上松範康)を収録。アニメ本編を11話まで見ましたが、カッコ良かった頃のマリアさんを懐かしみつつ……(笑) 「烈槍・ガングニール」は、金管がうなるフルオーケストラっぽいアレンジ(シンセだと思いますが……)となっており、やたら不相応に大げさな感じがします。劇中のマリアの境遇と照らし合わせてみると、悪人になりきれないマリアが自身を奮い立たせているようにも聞こえます。そういうことを意図したアレンジだとすれば、かなり秀逸な演出と言えるでしょう。「Dark Oblivion」は、かなり難易度が高そうな曲。英語の発音は "th" がちょっと気になりますが…… かなり健闘しており、カッコ良く歌いきっているのはさすが。

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| アニメ関連 | 23:05 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
シンフォギア関連CDその1【水樹奈々】
水樹奈々,SAYURI,吉木絵里子,上松範康,齋藤真也,菊田大介,藤間仁
キングレコード

アニメ『戦姫絶唱シンフォギアG』の関連CDをいくつか入手しました。そのうち水樹奈々さんの曲について。

●Vitalization
水樹奈々さんのシングルは、気に入った曲は入手しているのですが、だいたい上松範康氏(Elememts Garden)作曲のものばかりな気がします。今回の『シンフォギアG』オープニングの「Vitalization」もそう。前シリーズのOP「Synchrogazer」はかなりテンポの速い曲でしたが、「Vitalization」はそれを上回り、これまで聴いた曲で一番速いんじゃないかという曲です。水樹さんの高音への入り方は、なんかコブシが利いているようで演歌みたい…… 演歌は下のCDで。カップリングの「愛の星」はバラード、「ドラマティックラブ」はポップな曲と、いろんな雰囲気の曲が聴ける1枚です。それから、「Vitalization」の曲中で各キャラが変身する際のフレーズ「聖詠」が引用されている点も注目。しかし、毎回思っているのですが、ボーカルなしのカラオケバージョンが収録されていないのは不親切。シングルCDを買うメリットのひとつは、そこじゃないですか?

●戦姫絶唱シンフォギアG キャラクターソング4
風鳴翼(CV 水樹奈々)のキャラソンCD。「月煌ノ剣」と「恋の桶狭間」を収録。このCDを入手したのは、「恋の桶狭間」を聴きたかったからです。演歌で頭角を現した水樹奈々さん、これまでにも坂本冬美さんと競演されたりしていますが、水樹さんによる演歌を聴く機会はそんなに多くはなく…… これが数少ない機会というわけです。「恋の桶狭間」(作曲:上松範康)は前シリーズの劇中で使われていた曲で、見事なド演歌に仕上がっております。わたしもそんなに演歌を聴くわけではないので、曲自体について詳しくはコメントできませんが…… セリフ入って本格的。「月煌ノ剣」(作曲:藤間仁)は、かなり個性的な曲調でちょっとダサイ気もするのですが(失礼)、サビはそうでもありません。それから、津軽三味線はシンセではなく生楽器(演奏:はなわちえ)を使っているようです。素晴らしいこだわり。

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| アニメ関連 | 22:24 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
労基署ネタの作品3つ
労働基準監督署という役所があります。厚生労働省の地方組織で、労働者の健康と安全を守るべく定められている、労働基準法や労働安全衛生法などが守られるよう監督している機関です。労基署職員の中でも労働基準監督官は、捜査・逮捕権を持つ司法警察職員なのですが、警察や税務署なんかと比べると、メディアで取り上げられる機会は少ないのが実情です。

しかし最近、労基署・監督官を題材にした作品がいくつか出てきました。中でも『ダンダリン』は10月からドラマ化されテレビ放映されることが決まっています。最近いわゆる「ブラック企業」への関心が高まっており、厚生労働省も集中的に取り締まるとしているなどと報じられました。そうした社会的背景もあるのでしょうか。この『ダンダリン』と、その他の作品を見て簡単に比べてみました。

●ダンダリン一〇一
原作 とんたにたかし(田島隆)
漫画 鈴木マサカズ
原作の田島氏は『カバチタレ!』の原作の方。悪徳事業主は許さない、イケイケの女性監督官・段田凛を中心としたお話。いきなり被疑者の逮捕の話から始まり、名ばかり管理職、労災かくし、セクハラ、技能実習生…… と、いろいろな題材がバランスよく出てきます。が、工場や建設現場などの安全衛生に係る話が少ないのが残念。テレビドラマについては、主演の竹内結子さんが監督署の作業着を着ている写真が発表されていたので、安全衛生の話もあるのかもしれません。

●どらコーボク
作 小路谷純平
画 石川サブロウ
新人監督官とぐうたらのベテラン監督官のコンビの話。こちらもいろいろな題材を取り上げているのですが、問題を法律だけで解決する難しさを痛感させられるような話など、ちょっと込み入って難しい話が多いので、『ダンダリン』に比べるととっつきにくい印象があります。どうも人気が出なくて打ち切りになってしまったらしい…… 取材協力として東京労働局のクレジットが入っており、内容の確かさ(リアルさ?)は保証付き。

●ディーセント・ワーク・ガーディアン
著 沢村凛
監督署で方面主任(係長くらい)を務める監督官が主役のお話。これは小説です。ここの3作品の中ではこの作品が一番リアルで突っ込みどころがほとんどないように思われます。作者のしっかりした取材はさすがと言うべきでしょうか。こちらも最初は労災かくしに係る司法事件から。追及のようすはまるで刑事ドラマのようです。ほかにもいろいろなテーマが取り上げられています。最終話は公私ともに追いつめられて大変なことになりますが…… ちょっと話が大きくなりすぎで、このエピソードはなくてもいい気が。ちなみにタイトルにある「ディーセント・ワーク」は、政府は「働きがいのある人間らしい仕事」と訳していますが、主人公は簡単に「まっとうな仕事」と言っています。

これらの作品でも取り上げられていますが、労基法という立派な法律があってもわが国では守られていないのが実態。そこには監督官の人数がまったく足りていないこと、労基法について学ぶ機会がないため事業主も労働者も法律を知らないこと…… などの背景があるわけです。今回のドラマ化を契機にして…… ということでもいいので、そのような面についても議論が深まればいいのですが。

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| ダンダリン | 21:12 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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