CALENDAR
S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< October 2012 >>
カウンター(2006年7月〜)
ブログパーツUL5
現在視聴中アニメ(公式サイト)
★テレビ放送

(日)

(月)

(火)

(水)

(木)

(金)

(土)

※未明の深夜番組は日付変更前の曜日
全国鉄道乗りつぶし計画
進捗状況はまとめ記事にて
Site Policy
仮説
「鉄道をリアルに描くアニメは良作アニメ」

コメント・トラックバックはご自由にどうぞ
関連の薄いものは削除します

●五項目の自主規制

  • ☆敬体
  • ☆柔軟
  • ☆謙虚
  • ☆節度
  • ☆適当

ARCHIVES
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
ヴィヴァルディ:協奏曲集「和声と創意への試み」(「四季」他)
ヴィヴァルディ:協奏曲集「和声と創意への試み」(「四季」他) (JUGEMレビュー »)
ビオンディ(ファビオ),ビオンディ(ファビオ),ヴィヴァルディ,エウローパ・ガランテ,ネグリ(ラファエッロ),ロンゴ(イサベラ),マロッタ(カルラ),ベアズ(アレッサンドロ)
RECOMMEND
イーハトーヴ交響曲
イーハトーヴ交響曲 (JUGEMレビュー »)
冨田勲,大友直人,初音ミク,日本フィルハーモニー交響楽団
RECOMMEND
RECOMMEND
チャイコフスキー:交響曲第4-6番
チャイコフスキー:交響曲第4-6番 (JUGEMレビュー »)
ムラヴィンスキー(エフゲニ),チャイコフスキー,レニングラード管弦楽団
RECOMMEND
マーラー:交響曲第5番
マーラー:交響曲第5番 (JUGEMレビュー »)
バーンスタイン(レナード),マーラー,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,プファイファー(フリードリヒ)
RECOMMEND
絵本つき クラシックドラマCD チャイコフスキー:くるみ割り人形
絵本つき クラシックドラマCD チャイコフスキー:くるみ割り人形 (JUGEMレビュー »)
ラトル(サイモン),チャイコフスキー,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
RECOMMEND
バッハ:ミサ曲ロ短調
バッハ:ミサ曲ロ短調 (JUGEMレビュー »)
ヘンゲルブロック(トーマス),バッハ,フライブルク・バロック・オーケストラ
RECOMMEND
RECOMMEND
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

人気blogランキングへ
| - | | - | - | pookmark |
トータル・イクリプス 第17話「仄暗き追憶」
負かされたら妻にならなければならない…… どこのシャンプーだよ(笑) と、らんま1/2をキッズステーションの集中放送で見た世代は思うのでした。

日米中ロの多方面から攻められ、さすがのユウヤもたじたじ。特にツイ中尉からは腹パンを喰らわされております。彼女は対人戦の勝敗などに興味はないと言っていましたが、唯依たちのように「BETAを倒す方が大事だから」という理由ではなかったので、やけにノーテンキな感じです。あんたたちの祖国はどうなっとるんだ(笑)

まあ、どこの国もBETAがいなくなった後の世界で主導権を握ろうと皮算用している向きがあります。対人戦闘の訓練に注力しているのもその一環といえます。この世界では、人類が滅亡するまで一丸となることはないのでしょう。米軍機のステルス性能なんかは、BETA相手に有効なんでしょうか?

ユウヤはスカーレット・ツインにもお花をプレゼント。彼女たちはおそらく戦うためだけに育てられてきたと思われるので、人間らしい感情を持つことも国家や党にとっては必要ないんでしょう。そんなふうに人間らしく振る舞うことが許されないまま死んでいくこともあるのかもしれないと考えると、せつない気がします。

唯依のほうは、ユウヤがニンジン好きらしいということで具材を買い込んでおります。しかし今のところユウヤの関心は開発機の性能向上にしかないのでした。唯依に剣術の心得があるのかどうかは知りませんが…… 戦術機での近接格闘戦のようすを見ると、腕は良いのかも。

JUGEMテーマ:漫画/アニメ
 
人気blogランキングへ
| トータル・イクリプス(終) | 00:48 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
トータル・イクリプス 第16話「蒼ざめた焔」
統一中華戦線のお姉さん方は、ユウヤに対してカムチャツカでの雪辱を果たすことしか頭にないようです。語尾にアルは久々に聞きましたよ(ほかには銀魂くらい…?) ユウヤの方は、いよいよ女難の相の気配が……

統一中華戦線は、「来るべき有事」に備えて、日本の機体の性能を調べるなどと言っていたようですが、まだ日本帝国を仮想敵国にしている模様。この世界の第2次世界大戦がどんな情勢だったのか知りませんが、史実と似たような感じならわからなくもない…… とはいえ、ソ連もそうですが、きな臭い世の中です。

ユウヤは雪辱に燃えて鼻息の荒かったイーフェイ機を倒したのですが、どうやらイーフェイ氏に目をつけられてしまった模様。「私のこと好きになってもいいのよ」というそのポーズは、なんだかいろんなところで見覚えがあるんですけど(笑)

イーダル小隊のスカーレット・ツインは、毎度のことですが鬼神のごとき強さで圧倒。しかし操縦している衛士には、運用上都合の良くない「問題」が生じ始めているようで…… クリスカはユウヤと一緒にいたので恋人と勘違いされたり、「デート」の意味を説明させられることになったり…… クリスカやイーニァも、本作のヒロインでありますので、色恋云々の話に入ってきても不思議ではないのかも。ユウヤにはいろいろと興味を持っているようですし…… しかし、そうした人間性をとことん否定する体制下にいるのは不幸なところ。

というわけで、唯依も本命だからといって安心していられない状況に…… と、何の話か良くわかりませんが、ユウヤは唯依にしかできないことで頼みたいことがあるのだとか。それはどういうことなんでしょうか?

JUGEMテーマ:漫画/アニメ
 
人気blogランキングへ
| トータル・イクリプス(終) | 00:43 | comments(0) | trackbacks(1) | pookmark |
神のみぞ知るセカイ 19 OVA付限定版
「神のみぞ知るセカイ」シリーズについては、テレビアニメの1期が見られなかった(映らない地域だった……)のですが、おもしろそうだったのでBlu-rayを買って見ました。その後テレビアニメ2期を見て、単行本をちょっとずつ読んで追い付いている状況です。

17, 18巻はセットの画集付き限定版を入手しております。他の巻もなるべく限定版を入手した(10巻はアニメの先行映像のようなので不要と思いパス)のですが、OVA付きの14巻のみ手に入らないのが残念なところ。今回も本編の話を映像化するということなので、限定版を入手しておくべきでしょう。

映像の内容は特段問題ないと思うのですが、最近多いこの手の書籍に付属するOVAは、どうしてもBlu-rayではなくDVDになってしまうので、地デジやBlu-rayソフトを見慣れているとやはり画質に不満を感じてしまいます。とはいえ、このような形でも映像化してくれるのはうれしいところです。そしてゆくゆくはテレビアニメの第3期を……(笑)

コミックスの本編の方は、これで一応「女神編」は終わったわけですが、桂馬にとってはかなりハードな展開だったといえます。一度攻略した女子を、時間が限られる中同時並行で再び落とさないといけないわけで…… しかし、あくまでゲーム的「攻略」を最後まで貫いた姿勢は、ある意味立派です。特に歩美の場合は、自分を好きかと問われて「好きじゃない」と言っておきながら、歩美には「私と、結婚しなさい」とまで言わしめる展開。いや〜、本当に頭が下がりますよ。大いに結婚詐欺師の才能があります(笑)

一方で、皆を守るため仕方なかったとはいえ、ちひろに対してはかなりきつい言葉で突っぱねてしまっており、その後の桂馬のヘコみようはかなりのものでした。最低だと自覚しているので、このことは引きずっているようす。これまでいわば事務的に「攻略」作業を行ってきた桂馬ですが、この後の身の処し方はどうなるんでしょうか。

少なくとも女神の女子+ちひろには好意を寄せられているということがわかっている桂馬ですが、今後どうするんでしょう。まあ、ハーレムもしくは針のムシロなんですけど(笑) アニメの2期を見ていても思いましたが、重要人物は歩美とちひろです。とくにちひろの場合、好意が攻略とは関係ないということがわかっているのですが…… これは天理もそうですけど。桂馬はリアル人生についても考えさせられたりしているようなので、どんなふうに変化が表れるのか、注目したいところです。

JUGEMテーマ:漫画/アニメ
 
人気blogランキングへ
| アニメ関連 | 00:01 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
フェルトホーフェン&オランダ・バッハ協会によるバッハの宗教音楽作品
評価:
Johann Sebastian Bach,Jos van Verdhoven,Amaryllis Dieltiens,Siri Karoline Thornhill,Tim Mead,Matthew White,Gerd Turk,Julian Podger,Charles Daniels,Peter Harvey
Channel Classics Nl

評価:
Peter de Groot,Johann Sebastian Bach,Jos Van Veldhoven,Caroline Stam,Charles Daniels,Gerd Türk
Channel Classics Nl

評価:
Bach,Netherlands Bach Society,Veldhoven
Channel Classics Nl

バッハのおもな宗教音楽作品をSACDで聴きたいと思い、入手しました。ヨス・ファン・フェルトホーフェン指揮、オランダ・バッハ協会の演奏です。

まず、マタイ受難曲を聴いて驚かされます。この曲は2群の合唱・器楽伴奏の掛け合いによって進んでいくのですが、第2群の音が後ろから聞こえてきます(笑) 解説を読むと、第1群と第2群を10メートルくらい離して配置し、その間に客席の一部が挟まっているのだとか。福音史家や多くの曲で第1群が演奏するので、こちらを正面に音を収録したのでしょう。これはマルチチャンネルサラウンドだからできることですが…… 2群が演奏する時はリアスピーカーから主な音が聞こえるので、後ろ向きで聴きました(笑)

ヨハネ受難曲は、以前テレビでこの団体の演奏を見たことがあるのですが、同じく初演時の稿で、各パート2人ずつで歌っています。マタイもヨハネも、落ち着いたテンポで一歩一歩踏みしめながら進んでいくような印象で、さすが、堅実な演奏です。一方でドラマティックさには欠けると言えるかもしれません。

クリスマス・オラトリオは、一転して非常に華やかな印象。もう1枚、「マニフィカト」のCDも入手。この曲は挿入歌が入った変ホ長調の初稿もありますが、そちらではなく、ニ長調の稿に他の作曲家の作品を挿入歌として入れ込むおむしろい構成にしています。クリスマスのためのカンタータのBWV 110もカップリングで収録。これは最初の曲が管弦楽組曲第4番の冒頭の曲と同じになっているカンタータです。これらの明るい曲では、器楽伴奏も華やかで、非常に歯切れのよいテンポによる演奏となっています。

ほかに「ミサ曲ロ短調」のCDも出ています。これは以前この団体の演奏会で聴きました。フーガの出だしはソロで始めて、盛り上がってくると合唱になるスタイルで演奏していました(マニフィカトでも同じようにしている箇所があるようです)。演奏は悪くありませんが、このスタイルはちょっと神経質な感じがして、個人的にはあまり好きではないので、今回はCDを入手しませんでした。

いずれもレベルの高い演奏となっており、バッハの曲を良い演奏、高音質で聴きたいという場合にはおすすめです。

JUGEMテーマ:クラシック音楽
 
人気blogランキングへ
| J.S.バッハの音楽 | 23:32 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
チャイコフスキー:交響曲第4〜6番(ゲルギエフ&マリインスキー管)
今いわゆる「お国もの」でチャイコフスキーの演奏を聴こうと思えば、このコンビにかなうものはないでしょう。ヴァレリー・ゲルギエフ指揮、マリインスキー歌劇場管弦楽団の演奏です。

ゲルギエフ指揮のチャイコフスキー後期交響曲の録音では、ウィーン・フィルのものがありますが、ここはやはりゲルギエフがずっと芸術監督を務めている手兵のオケによる演奏を聴くのがいいだろうと思い、こちらのBlu-ray Discを入手しました。

演奏の方は、力の入った熱演で、ゲルギエフも汗だくになりながら指揮しています。期待に違わず名演です。DTS-HD Master Audioによる5.1チャンネルサラウンド音声も収録していますので、劇場の臨場感も感じられます。

極端なクローズアップやストップモーションを使うカメラワークが多少うっとうしく感じられるかもしれませんが、演奏の方は文句なしです。

JUGEMテーマ:クラシック音楽
 
人気blogランキングへ
| 音楽試聴記 | 23:17 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ベートーヴェン:ピアノソナタ第23番「熱情」 他(ギレリス、ゲルバー、ポリーニ)
評価:
ゲルバー(ブルーノ=レオナルド),ベートーヴェン
コロムビアミュージックエンタテインメント

評価:
ポリーニ(マウリツィオ),ベートーヴェン
ユニバーサル ミュージック クラシック

『楽聖少女』の2巻を読んで、そういえば、「熱情」ピアノソナタって、どんな曲だっけ?(笑) と思い、CDを引っ張り出して聴いてみました。ピアノソナタはあまり聴いていないので、すぐには思い浮かばず……

もともと持っていたのは、DENONの廉価シリーズで出ているブルーノ=レオナルド・ゲルバーによる演奏。「悲愴」「月光」とあわせて、いわゆる「三大ピアノソナタ」が1枚になっているお得なCD。「熱情」は1988年の録音です。そしてもう1枚、世評の高いものを聴こうと思い、エミール・ギレリスの演奏(1974年録音)も入手しました。「熱情」のほか、第21番「ワルトシュタイン」と第26番「告別」を収録している輸入盤です。

聴き比べてみるとわかるのですが、やはりピアノのタッチが異なると印象が変わってきます。ギレリスは強い音をかなり強く叩いているので、強弱の対比がダイナミックです。テンポの変化もあわせて、力強く勢いが感じられます。これは確かに良い演奏だと思いました。それに比べると、ゲルバーのタッチはより繊細な印象です。

もうひとつ、マウリツィオ・ポリーニによる演奏も入手。2002年の録音です。こちらは、かなり充実した響きを聴くことができます。一緒に収録されている「悲愴」は、いまひとつ物足りない感じがしてあまり感心しなかったのですが、「熱情」は素直にすごいなあと思わされます。

『楽聖少女』の中でユキは、バックハウス、リヒテル、ギレリス、ポリーニ、ブレンデルの名前を挙げて、「どれも納得できなかった」と言っています。電子ピアノで演奏するかどうかは別として…… それだけ、奥深い曲であるということはわかってきました。

JUGEMテーマ:クラシック音楽
 
人気blogランキングへ
| ベートーヴェンの音楽 | 01:51 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
2012年10月開始アニメについて
10月開始アニメの1話・2話あたりを見ての感想です。

●中二病でも恋がしたい!
手のかかる彼女、その1。人は、思春期になぜこうもカッコイイと勘違いして奇妙な言動をしてしまうのでしょうか? 「アイデンティティの確立と幼さの併存」のような説明でしたけど、心理学的にこの手の研究はなされていないのでしょうか…? 邪王真眼も、ダークフレイムマスターも痛々しすぎる(笑) 毎度の妄想バトルや寸劇小芝居も、妙におかしいです。中二病発病中の世代はこの作品を見て、どう思うんでしょうね…… 「恋がしたい」のは、誰なんでしょうか?

●さくら荘のペットな彼女
手のかかる彼女、その2。椎名ましろは、1人では身の回りのことが何もできないので、もはや介護を必要とするレベル。それは、そんなことには関心を持っていないからなのかもしれません。椎名ましろは、天才画家である。その道ではかなり成功していたようなのですが、なぜマンガへ転向(?)したのでしょうか? この人がどういう人物なのか、興味が出てきます。世の中には才能がある人もいればそうでない凡人もいて、凡人からすれば才能のある人間がうらやましいのですが、本人にしてみれば必ずしもそれが幸せとは限りませんから。空太は、いろいろと影響を受けながら、自分の進む道を見つけていくのかも。登場人物の名前は、都内の地名・駅名にちなんでいるようですが、椎名町は最近毎日のように通っています(笑)

●ROBOTICS;NOTES
リアル路線を謳うのであれば、機械いじりをするときは作業着を着るべきでしょうね。

「手のかかる彼女」ネタで思いだすのは、「電波女と青春男」ですが、真のように主人公のツッコミがうまく決まればいい感じになると思います。その点勇太はがんばってます(福山さんの安定感も…)。空太はガンバレ!(笑)

JUGEMテーマ:漫画/アニメ
 
人気blogランキングへ
| アニメ関連 | 22:09 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
トータル・イクリプス 第15話「追い縋る十字架」
米国人は他国のことに関心を持たないのをはじめとして、地理的感覚に乏しい傾向があるというような話を聞きましたが、そんなことを思い出させる会話から開始(笑)

ユウヤは自分のことを「日系アメリカ人だ」と言うようになったので、皆が言うように、最初の頃と変わってきたというのが顕著にわかります。ラトロワ中佐の言っていた「衛士の本分」から、結構な影響を受けているんじゃないでしょうか。

唯依のほうは、電磁投射砲の持ち込みから処分に至る顛末については、自分なりに整理をしたのか…… すっかり恋する乙女といった感じになってしまいました。肉じゃがはおふくろの味。

クリスカはソ連軍の犬で(笑)、非人間的なところも感じさせるのですが、少なくとも歌を良いと感じる心くらいは持っているようです…… ツイ・イーフェイ中尉には、そのうち「まるっ!」とか言ってほしい(笑) 今後いろいろなヒロインとのイベントがあったりするんでしょうか?

JUGEMテーマ:漫画/アニメ
 
人気blogランキングへ
| トータル・イクリプス(終) | 01:03 | comments(0) | trackbacks(1) | pookmark |
マーラー:交響曲第6番、第9番(サロネン指揮)
マーラーの交響曲の中で、最も完成度が高く充実しているのは第6番か第7番、最高傑作は第9番ではないかと思っています。マーラーを題材にした映画でサウンドトラックの演奏をしていたエサ=ペッカ・サロネンが、この6番と9番のCDを出しているので、聴きたいと思っていました。

どちらも悪くない演奏ですが、居並ぶ名盤が多いためか、どうしてもいまひとつ押しが弱い感じがしてしまいました。例えば第6番の第3楽章(アンダンテ)は、もったいつけずにスッとしていて、ちょっと素っ気ないんじゃないかと思ってしまいます。まあ、全体的なアプローチとしては、きめ細かくスタイリッシュにまとめようとしている感じでしたので、ロマンティックにしようと思えばいくらでもできるところ、あえてそうしないのもアリでしょう。

どちらも1枚に収まっていることからもわかるように(長時間収録にはなっていますが)、テンポは速めです。すごく感動するというわけではないですが、よくまとまっている演奏だと思いました。

JUGEMテーマ:クラシック音楽
 
人気blogランキングへ
| マーラーの音楽 | 22:05 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ベートーヴェン:交響曲全集(バレンボイム指揮)
評価:
バレンボイム(ダニエル),ベートーヴェン,ウェスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラ
ユニバーサル ミュージック クラシック

ダニエル・バレンボイムによるベートーヴェンの交響曲全集としては、シュターツカペレ・ベルリンの演奏によるもの(1999年録音)がありましたが、わたしは持っていません。このたび新録音が出て、しかもユニバーサルミュージックのCD誕生30周年の一環として、かなりお買い得になっているので、この機に入手してみました。

国内盤はSHM-CD仕様ですが、5枚組で2,980円(期間限定価格)と、輸入盤よりお安くなっています。演奏内容はどうかというと…… ウェスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラによる演奏。第9番の合唱団とソリストは以下の通りです。
・ソプラノ:アンナ・サムイル
・メゾ・ソプラノ:ワルトラウト・マイヤー
・テノール:ペーター・ザイフェルト
・バス:ヴォルフガング・コッホ
・合唱:ケルン大聖堂ヴォーカル・アンサンブル

聴き慣れない楽団名だったのですが、これはバレンボイムが中東の若い音楽家を集めて一緒に音楽をやろうということで結成したものだとか。バレンボイムが中東和平のためにいろいろやっておられることは知っていましたが、このような楽団も設けていたとは。

ベートーヴェンの演奏については、ドラマティック・ロマンティックな「巨匠風」スタイルと、楽譜重視のピリオド・アプローチがあり、最近ではティーレマンあたりが「巨匠風」を貫いているようですが、全体的にはピリオド・アプローチが主流だと思います。モダン楽器の演奏もそちらから影響を受けていますし。しかしバレンボイムはフルトヴェングラーの影響を受けていると言っているくらいなので、スタイルは「巨匠風」。音も重厚なものが聞こえてきます。

印象に残ったのは第1番、第2番あたりで、締まった良い演奏だと思いました。第6番「田園」は、ありがちな流麗な感じではなく、かなり力強い印象。第3番「英雄」や、第5番はちょっと物足りない感じでした(リピートを省略するのは個人的にはいただけません)。第9番は、ちょっとわざとらしくもったいぶりすぎかな〜と感じられるところがありました。ところどころのタメやアクセントが、いかにもフルトヴェングラーがやりそうな気がします(笑)

国内盤を低価格で売り出すということは、これを入門編として位置付けているのだと思いますが、確かに全集の入門編としては申し分ない演奏だと思いました。個人的にはピリオド・アプローチの方が好きなんですけど…… これはやり方の問題なので、どちらが間違っているとかいうことではないですからね。

JUGEMテーマ:クラシック音楽
 
人気blogランキングへ
| ベートーヴェンの音楽 | 00:35 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
| 1/2PAGES | >>