最終回を迎えたアニメのまとめです。
●男子高校生の日常
この作品のことはよく知らなくて、正直別に期待していなかったのですが、予想に反して結構おもしろかったです。この手の作品は、キャラクターが増えてそれぞれの個性が際立ち、皆がそれぞれ動き出すようになると、俄然おもしろくなります。出てくる高校生たちはみんな個性的でバカな奴ばっかりなのですが(笑)、男子たちがどこか悟ったような感じであるのに対し、女子がはじけてアグレッシブなのが特徴。特に、二面性を見せてくれた文学少女と羽原は良かったです。男子はいろいろ気を遣いすぎなんですよ。相手が恥をかくんじゃないかとか、仕事をやめちゃうんじゃないかとか…… 恋愛フラグをへし折りながら、バカなことばかりしていても、やっぱり青春だなぁという感じもしました。息も絶え絶えになるまで全力疾走で追いかけっこをすることなんて、そうないですからね(笑) そんな中でも何かと女子と関わりのあった男子は、ヒデノリととしゆきでした。としゆきは羽原にビビッたり、嘔吐したりしながらだったので、本人は災難なのかもしれませんが、下の名前で呼んでくれたり、キン肉バスターをかけさせてくれる女子高生はそういませんよ(笑) ともかく楽しい作品でした。
●ゼロの使い魔F
この作品については、原作があることを考えると、話の展開などについて厳しいことを言わなければならなくなります。最初からある程度長いクールでの展開を念頭に置いて、シリーズ構成を行っていれば、また違っていたかもしれないので、そこが惜しく感じます。それも難しいのかもしれませんけど…… とはいえ、このご時世、4クールにわたってシリーズが続く作品がどれだけあるでしょうか。いろいろな意味でこの業界に刺激を与えてくれた作品であり、今はその点を肯定的に評価したいと思います。ただ、作品をちゃんと理解するためには原作を読んだ方がいいでしょう。わたしも途中までしか読んでいませんが、ぜひ最後までちゃんと読みたいところ。
●戦姫絶唱シンフォギア
非常に良いプロモーションビデオでした(笑) こう言うのは、この作品を他のアニメ作品と同じように評価しようとすると、どうしてもストーリーを重視しなければならないので、おかしなことになってしまうからです。ストーリー的には、どうも野暮ったくて陳腐な印象がぬぐえなかったのですが、PVだと考えればその部分に関しても肯定的に評価できます。歌がすべてであり、ストーリーや映像はおまけです。これは何も皮肉でそう言っているのではなくて、この作品についてはそれでよいと思っています。上松氏作曲の歌はこれまでも好きでしたので、今回も楽しめました。一番良かったと思うのは、ツヴァイウイングの「逆光のフリューゲル」です。高山みなみ・水樹奈々の貴重なデュエットが聴けるというだけで垂涎ものです。PVが収録されているというので、それだけでBD第1巻を買っても良いくらいです(笑) 劇中歌のCDアルバムが発売されたらぜひ欲しいのですが…… いつ出るのかな? 水樹さんのド演歌もお願いします(笑)
●ペルソナ4
ペルソナシリーズでは、以前のアニメも見たことがありますが、どうも暗く沈んだ雰囲気だった前回と比べると、このシリーズは毎回楽しく見られました。悠のキャラも良かったです。
続いて、今期の作品で印象に残ったことについて。
○印象に残った作品
やはり『Another』です。目を離せないストーリー、キャラクター、どれも良かったです。次は『男子高校生の日常』ですね。
○印象に残った女性キャラ
『男子高校生の日常』『女子高生は異常』の強烈な女子高生たちも捨てがたいのですが、ここはやはり『Another』の見崎鳴にします。Anotherの要素の1/3くらいは、彼女(笑)
○印象に残った男性キャラ
『男子高校生の日常』から、唐沢(『女子高生は異常』のとしゆき)。作品の中では珍しく、わりと冷静な常識人なのですが、羽原の影におびえつつ、なかなかいい味を出していました。さんざん酷い目に遭わされたと思われる羽原と付き合いを続けていることからも、根は優しくいい奴。
○印象に残ったキャスト
声優さんでは、悠木碧さんです。今回初めて気になった…… というのも、あの「悠木節」とか言われている妙なイントネーションのせいです(笑) 『ラストエグザイル』のジゼルでは、わりと抑えたしゃべり方のせいか、あまり気になりませんでしたが、『シンフォギア』の立花響はかなり気になりました。ちょうど力みすぎて音程が上ずっているみたい(よく「フラットする」とか言う感じ)です。一方、『男子高校生の日常』のりんごちゃんは、かえってそのことがプラスに働いていました。りんごちゃんのはじけた感じがよく出ていたと思います。不思議なもので(笑)
4月からのクールは、いろいろ忙しくなってきたので、なるべく見るアニメを削減したい……
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