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バッハ:ブランデンブルク協奏曲(レオンハルト、サヴァール)
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評価:
ブリュッヘン(フランス),バッハ,レオンハルト(グスタフ),レオンハルト(グスタフ),ダール(ルシー・バン),ビルスマ(アンナー),ドンブレヒト(ハウル),クイケン(シギスヴァルト),クイケン(ビーラント),リッパース(クロード)
ソニーレコード

バッハのブランデンブルク協奏曲は、バッハの代表作品であるだけでなく、バロックの協奏曲としてもヴィヴァルディの「四季」の次ぐらいに定番なので、録音の数も多いです。その中で、ピリオド楽器による演奏を2つ。

まず、グスタフ・レオンハルト総指揮の演奏。これはなんといってもメンバーがすごいです。ヴァイオリンはシギスヴァルト・クイケンにルシー・ファン・ダール、チェロはアンナー・ビルスマにヴィーラント・クイケン、ブロックフレーテとフラウト・トラヴェルソはフランス・ブリュッヘン…… と、今では考えられないようなオールスターが揃っています。ブリュッヘンは今は指揮者として活躍していますが、笛はもう一音も出さないと言っていました(笑)ので、このあたりの演奏は貴重といえるかも。

演奏の方も見事ですが、1970年代の録音ということで、昨今増えてきた躍動的で刺激的な演奏を聴いてしまうと、いささか渋すぎる感じもします。最初に聴くにはもってこいです。

ジョルディ・サヴァール指揮、ル・コンセール・デ・ナシオンによる演奏(1991年録音)は、SACDハイブリッドで出ているものを入手。ヴァイオリンは、エウローパ・ガランテを率いてびっくり仰天のヴィヴァルディ「四季」を聴かせてくれた、ファビオ・ビオンディです。演奏の方も、確かにヴァイオリンが即興的でとても生き生きとしています。

演奏は良いのですが、SACDマルチチャンネルで聴くと、どうも残響が多すぎる気がします。金管、特に第1番のホルンが溶けてしまっています。通常CD層を聴くとそうでもありません。マスタリングなどの問題でしょうか?

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| J.S.バッハの音楽 | 00:33 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
コープマン&アムステルダム・バロック管によるバッハの演奏
評価:
コープマン(トン),バッハ,アムステルダム・バロック管弦楽団,ハーツェルツェト(ウィルベルト)
ワーナーミュージック・ジャパン

評価:
トン・コープマン,トン・コープマン,バッハ,アムステルダム・バロック管弦楽団
ワーナーミュージック・ジャパン

評価:
トン・コープマン,バッハ,アムステルダム・バロック管弦楽団,リサ・ラーション,エリーザベト・フォン・マグヌス,ボーニャ・バルトズ,ゲルト・デュルク,クラウス・メルテンス
ワーナーミュージック・ジャパン

古楽界の第一人者ともいえるトン・コープマンがピリオド・アプローチで取り上げているのはモーツァルトまで。アーノンクール、ガーディナー、ブリュッヘンなんかとは違って、ベートーヴェン以降にはタッチしていません。そうすると多くなってくるのがバッハです。コープマンは自身も鍵盤楽器の名手ですので、オルガン曲やカンタータの全曲録音はじめ、バッハの主要作品はほぼすべて録音しているのではないでしょうか。わたしもロ短調ミサの録音は持っていました。

そんなコープマンとアムステルダム・バロック管弦楽団による演奏が、廉価盤シリーズで出ているので入手しました。まず、管弦楽組曲。2枚組が多いですが、驚くことに1枚に4曲すべて収録。でもテンポの速さは驚くほどではありません。ブランデンブルク協奏曲は、バッハの同時代人の証言をもとに、両端の楽章は速めのテンポで演奏しているとのこと。確かに、速くてびっくりしたゲーベル盤の次ぐらいに速いように思います。これくらいだと聴いていてリズミカルで小気味良いです。

組曲も協奏曲も、聴きどころはやはりコープマンによるチェンバロ(クレジットされていない曲でもコープマンが弾いているということでいいんですよね?)。即興的な楽しい演奏を聴かせてくれます。チェンバロが大活躍するブランデンブルク協奏曲第5番は、この演奏が決定盤かも。でも、うるさいと感じる人もいるかもしれません。第2番のトランペットは、速いテンポで苦しい感じがよく出ています(笑) 古楽器だとそうなりますよね。クイケンはあきらめてホルンを使ったくらいですから。

声楽曲も快活な演奏です。バッハの声楽曲の入門としては、
・なじみの薄いキリスト教の教会歴やコラールとあまり関係がない。
・長ったらしいレチタティーヴォやダ・カーポ・アリアがない。
・手頃な長さのいろんな曲があり変化に富んでいる。
ということで、この「マニフィカト」が一番良いと思うのですが、これまで国内廉価盤がありませんでした。ワーナークラシックのネクスト・ベスト100シリーズから出て手軽に聴けるようになったのは良いことです。演奏の方も、最後の方の曲はテンポが速すぎる感じもしますが、ケチをつけるほどではないです。全体として廉価盤としては申し分ありません。

コープマンの演奏は聴いていて楽しく、何回でも聴きたくなります。

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| J.S.バッハの音楽 | 00:36 | comments(0) | trackbacks(2) | pookmark |
【輪るピングドラム】1995年頃の嫌〜な雰囲気、再び
今から16年前の1995年3月20日は、例の地下鉄テロが起きた日なのですが、「輪るピングドラム」11話を見て、他所での指摘を見るまで気づくことができませんでした。でもようやく気が付いたのさ。

フィクションの作品で現実に起こった出来事を題材にするには、その出来事が歴史的事件であり、それなしに今の社会はあり得ないという認識が共有されている必要があると思います。例えば、わたしが現代日本社会に最も影響を与えている事象と考えるのは20世紀前半の戦争ですが、それ以外にもいろいろあるでしょう。そう考えると、あの事件から16年も経ったのか…… あの頃生まれた子は、もう晶馬や苹果くらいの歳になっているのか…… と、隔世の感があります。

あの事件については、
・組織的に大量殺人が行われた(通り魔的犯行とは異なる)
・政治信条や社会的立場に関係なくみんなが狙われた(かつての過激派などによるテロとは異なる)
という点でほかに例を見ないですし、社会に与えた影響を考えれば歴史的事件には違いないでしょう。

あの事件のことを実体験として記憶するにはまだ小さかったので、詳しく覚えているわけではありませんが、現在日々地下鉄丸ノ内線を利用している身としては決して他人ごとではないですし、暗澹たる気分になります。思えば1995年には阪神・淡路大震災も起きており、すごく嫌〜な雰囲気が漂っていたように思います。

すると、再び大震災が起こり、放射性物質がまき散らされた今年は、かの年と共通する部分があるようにも思うわけです。今年はこれ以上変なことは起こってほしくないですが、今年この時期にこうした作品を示すということは、偶然ではないでしょうし、やはりメッセージ性の強い内容になるのではという気がします。今年起こった震災は、今後振り返れば間違いなく「あれ抜きに今の日本社会は語れない」という事象になるでしょうから。

今年も、16年前のような嫌〜な空気が漂っているように感じるのは、どうしても「死」を意識せざるを得ないからです。

そして、作品中の10話、11話ではドヴォルザーク作曲・交響曲第9番「新世界より」の第2楽章が使われています。この曲は作曲者がアメリカから故郷のボヘミアを思って作った曲ということで、「懐古」「郷愁」がテーマであることは明らかです。この曲が10話ではかなり不気味な効果を伴って用いられたことは、この作品の登場人物が昭和のスターにちなんで名づけられていることを考えると、非常に示唆的だと感じられるのは気のせいでしょうか。

ともかく、16年前の事件がそのまま扱われるのかどうかも含め、この作品がどうまとまっていくのか気になるところです。

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| アニメ関連 | 01:08 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
シェリングのヴァイオリンによるバッハ演奏
評価:
Neville Marriner
Eloquence Australia

バッハの演奏で古典的名盤といわれているものを聴いてみたくて、ヘンリク・シェリングがヴァイオリンを弾いた2つを入手。

まず、ヴァイオリン協奏曲です。Eloquenceレーベルから出ている、ネヴィル・マリナー指揮の協奏曲集(編曲版)に入っています。収録曲は、BWV 1055, 1063, 1064, 1053, 1060, 1056, 1041, 1042, 1043です。シェリングが弾くヴァイオリン協奏曲は、とてもきっちりしていて聴きやすいです。昨今のピリオド・アプローチの演奏を聴きなれてしまうと物足りない感じもしますが、入門編にはもってこいでしょう。

そして無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ。シェリングによる演奏は名盤として真っ先に挙げられるもので、世評も良いです。確かに、この難曲をうまく弾きこなしており、絶対に同時に弾けない重音もすらりと流しています。他の演奏では無理が感じられることも多いのですが。これも非常に聴きやすく、最初に聴くには良い演奏です。

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| J.S.バッハの音楽 | 01:46 | comments(0) | trackbacks(1) | pookmark |
ザンデルリンク死去、演奏を聴いてみる
評価:
ドレスデン・シュターツカペレ,ザンデルリンク(クルト),ブラームス
日本コロムビア

評価:
ドレスデン・シュターツカペレ,ザンデルリンク(クルト),ブラームス
日本コロムビア

評価:
クルト・ザンデルリング,マーラー,ショスタコーヴィチ,フィルハーモニア管弦楽団,クリーヴランド管弦楽団 *ディスク2 2,3,4,5
ワーナーミュージック・ジャパン

9月18日、指揮者のクルト・ザンデルリンク氏が亡くなりました。98歳だったということですが、すでに2002年に演奏活動は引退していたとのこと。故人をしのんで…… と言いたいところですが、録音を持っていませんでした。そこでこの機会に聴いてみました。

ザンデルリンクは独墺系の作曲家、特にブラームスやベートーヴェンなんかを得意にしていたそうです。特に評判が良いのがブラームス。交響曲全曲を何度か録音しているようですが、シュターツカペレ・ドレスデンと1971-72年に録音したもの(DENONから分売)を入手。第1番と4番はBlu-spec CDになっています。演奏の方は堂々としていて、重厚です。ブラームスの交響曲についてはあまり多くの演奏を聴いていないので良し悪しは比較できませんが、確かにきっちりした立派な演奏だと思います。

続いて、ワーナークラシックのネクスト・ベスト100シリーズから出ている、マーラーの交響曲第9番(フィルハーモニア管弦楽団、1992年)・ショスタコーヴィチの交響曲第15番(クリーヴランド管弦楽団、1991年)がカップリングになったCD。どちらも作曲家が最後に完成させた交響曲というわけです。マーラーの方は、第1楽章や第4楽章はよどみなく流れていくのですが、あっさりしすぎているかなという感じもします。第2楽章や第3楽章はテンポの変化が少ないので、もっとメリハリをつけてほしいというのが個人的な意見です。ショスタコーヴィチの方は、ほかの演奏も聴いたことがありますが、曲自体がひねくれているため、何と評していいのか難しいところ(笑) どちらの曲も死を予感させる内容で、最後は静かに終わるのですが、内容は対照的です。

ザンデルリンクはヴァントやチェリビダッケなんかと同い年だったそうですが、さすがにもうこの世代で存命の人はいない…… でもこの世代の「巨匠」の演奏にも興味がわきました。

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| マーラーの音楽 | 01:21 | comments(0) | trackbacks(3) | pookmark |
マーラー:交響曲第5番、ベートーヴェン:交響曲第7番(西本智実指揮)
評価:
西本智実,マーラー,ロイヤル・フィル・ハーモニー管弦楽団,ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
King Records =music=

西本さん指揮によるコンサートを聴きに行ったときに買ったCDです。マーラーの交響曲第5番とベートーヴェンの交響曲第7番、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で、2009年東京ライブのものです。

これはこの機会にサインをもらっておこうという目的から買ったCDですので、正直なところ、そんなに期待していませんでした(笑) この方はロシアからキャリアを積んでこられたので、ロシア音楽を得意としているイメージでした。そこからマーラーにベートーヴェン? どうなることやら……

しかし、聴いてみると悪くないです。さすがにマーラーやベートーヴェンはさまざまな巨匠がそうそうたる名演を残してきただけあって、それらと単純に比べるのは酷というものですが、聴いてみると、歌わせ方や盛り上げ方がうまい、という印象です。これはさすがオペラ指揮者、といったところでしょうか。マーラーにしろベートーヴェンにしろ、変なところはなく、聴きやすいです。マーラーの方は、第2楽章のロマンティックな主題でもっと歌ってくれてもよかった気がしますが、慎重さが感じられます。

たいへん立派で堅実な演奏です。もっと深みが欲しいとか、欲を言えばきりがありませんが、あえてケチをつけるほどではない気がします。ただ、マーラーやベートーヴェンといったジャンルにこうして今のうちから取り組んでくれるのはうれしいところです。今後は新しいアプローチにも挑戦してほしいですね。

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| マーラーの音楽 | 23:49 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
【コンサート】ヴェルディ:レクイエム(西本智実指揮)
9月17日(土)に、オリンパスホール八王子で行われたコンサートに行きました。曲目は、ヴェルディの「レクイエム」です。この曲を生で聴く機会はそうそうないと思ったので、ぜひ聴いてみようということです。

指揮は、世界で活躍する女性指揮者として有名な、西本智実さん。この方は八王子市民会館のエグゼクティブプロデューサーを務めておられます。

西本さんといえば、その経歴からロシア音楽やオペラを得意としているイメージがありました。ヴェルディの「レクイエム」はドラマティックでオペラ的要素にもあふれた曲なので、悪かろうはずがありません。やはり歌わせ方がうまいです。

しかし圧巻だったのは、「怒りの日」のTuba mirum の部分で、トランペットのバンダが舞台上のオーケストラに呼応してラッパを吹き鳴らす場面。わたしは1階席の奥にいたのでよくわかりませんでしたが、おそらく2階席に配置されていたんだと思います。ラッパの耳をつんざくような鋭い音が、ホール全体にこだまして降ってきます。これはまさにオシッコをちびりそうになる(笑)ド迫力です。これは生演奏でしか味わえない…… グランカッサ(大太鼓)も派手に叩いてくれて迫力がありました。

とはいえ、この日は客席での咳や物を落とす、アラームが鳴るなどの雑音が多かったので、演奏ばかりに集中できませんでした。気をつけたいですね。演奏は良かったです。なかなか熱い指揮ぶりでした。指揮台をドン! と踏むこともあったりして(笑)

演奏終了後に、CDを購入すると西本さんのサイン会に参加できるということで、せっかくなのでちょうどよい機会だと思い、CDを買ってみました。ロイヤル・フィルとの2009年東京ライブ、マーラーの交響曲第5番とベートーヴェンの交響曲第7番の2枚組です。このCDの感想は別に書きたいと思います。

聴衆の客層は年配の方が多かったですが、サイン会に並ぶ人は女性が多かったようです。40代とは思えない熱い指揮ぶりはカッコ良かったですからね。CDの背面カードの裏に西本さんからサインをいただきました。あと握手も。

西本智美さんのサイン


西本さんありがとうございます。有名人の方からサインとかもらったのは初めてかも(笑)

コンサートで生演奏を聴くと、いろいろなことがわかります。これからも機会あるごとに聴いていきたいですね。

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クラシック音楽

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| 音楽試聴記 | 23:12 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ブーレーズ指揮、マーラーの交響曲
評価:
Gustav Mahler,Pierre Boulez,Violeta Urmana,Michael Schade
Deutsche Grammophon

ピエール・ブーレーズは、自らも作曲家であり、特に現代曲の指揮を得意としている印象がありました。マーラーの交響曲全集も完成させていますが、その演奏はどうでしょうか。評判の良いものを聴いてみました。

交響曲第4番は、クリーヴランド管弦楽団の演奏。ブーレーズとクリーヴランド管の演奏では、ストラヴィンスキーの「春の祭典」を聴きましたが、切れ味鋭い名演です。第4番はどこかメルヘンチックで現代音楽的なところがありますが、クリーヴランド管の弦の響きなどはよく合っていると思います。

「大地の歌」はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏。ウィーンフィルによる「大地の歌」と言えば、ワルターの有名な演奏やバーンスタインのテナー・バリトンによる演奏があり、どちらも名演ですが、この演奏も良いです。最近のデジタル録音による新しい演奏の中では、これが一番良いのではないでしょうか。

ブーレーズはやはりこの2曲のような、現代音楽的要素のある曲が合っているのかもしれません。

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| マーラーの音楽 | 22:39 | comments(0) | trackbacks(1) | pookmark |
ジンマン&トーンハレ管によるマーラーの交響曲全集
せっかくSACDマルチチャンネルを聴ける環境を整えたので、マーラーの交響曲全曲をSACDで聴いてみようということで入手したのがこれです。SACDによる全集としては最もお手頃な価格で手に入ると思われます。

デイヴィッド・ジンマンとチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団による演奏としては、ベートーヴェンの交響曲のCDを持っていて、「こんなやり方があったのか」と、今まで聴いたことのないような新鮮な演奏だったのが印象に残っています。マーラーはどうでしょうか。

マーラーの演奏は、全体的な印象としては、極めて客観的・抑制的だと言えます。のめり込んだり羽目を外したりすることはまったくありません。このやり方は、曲そのものが本来持つ響きをストレートに引き出すには良い方法ですが、いささか盛り上がりに欠けると感じる場面も出てきます。こうしたアプローチの効果は曲によって様々で、第1番、5番、9番などは、やや物足りなく感じてしまいます。一方、出来が良かったと感じたのは7番。この複雑怪奇なわけわからん曲(笑)に対しては、いろいろやろうとしすぎるとますますわけがわからなくなることがあります。このようなストレートなアプローチが良いのではないでしょうか。

全集ボックスには、「Going against Fate」のDVDもついています(英語&ドイツ語)。これは第6番の演奏に関するドキュメンタリーで、タイトルはジンマンが6番冒頭の行進曲風リズムに関して述べている言葉のようです。このドキュメンタリーも見て、いろいろやっていることがわかったので、6番の演奏も高く評価したいと思います。第2・第3楽章は、アンダンテ→スケルツォの順。

第10番はカーペンター版。この演奏で初めて聴きましたが、いつも第1楽章アダージョしか聴いていないので、耳慣れない感じです。

録音や音質はとても良く、価格に対してお買い得感があります。SACDでマーラーの曲をいろいろ気軽に聴きたいなら、このボックスが良いでしょう。「大地の歌」は入っていませんが。

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| マーラーの音楽 | 22:18 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
デュリュフレ:レクイエム
評価:
ミシェル・コルボ,デュリュフレ,ジャン・スーリッス,テレサ・ベルガンサ,ホセ・ファン・ダム,フィリップ・コルボ,パリ《アウディテ・ノヴァ》声楽アンサンブル,コロンヌ管弦楽団&合唱団
ワーナーミュージック・ジャパン

評価:
デュリュフレ,ミシェル・ピクマル,シテ島管弦楽団,ミッシェル・ピケマル・ヴォーカル・アンサンブル,ディデイエール・アンリ,エリック・ルブラン,ベアトリス・ユリア=モンゾン
Naxos

「レクイエム」の名曲は、モーツァルト始め多々ありますが、モーリス・デュリュフレの作品はベルリオーズ、フォーレのものと並んで「フランス三大レクイエム」などと呼ばれています。作品の雰囲気や構成はフォーレのものから大きく影響を受けていることは明らかですが、二番煎じではありません。グレゴリオ聖歌を引用しているのですが、聴こえてくるのは合唱コンクールで耳にするような現代の合唱曲の響きです。不思議。

もともとNaxosから出ていたミシェル・ピクマル指揮、シテ島管弦楽団のCDを持っていましたが、こちらは室内楽伴奏の編曲版だそうで、フルオーケストラによる演奏も聴いてみたくなり、このたびワーナークラシックネクスト・ベスト100廉価盤シリーズから発売された、ミシェル・コルボ指揮コロンヌ管弦楽団の演奏を入手。

フル・オーケストラで聴くと、フォーレの作品とは違って、かなり振幅が大きく、盛り上がって大きな音が鳴る場面が多いことに気づきます。フォーレのレクイエムでも名演のあるコルボ、さすが合唱指揮者で、この演奏でも合唱のパリ「アウディテ・ノヴァ」声楽アンサンブルはうまいです。カップリングのジャン・スーリッス指揮による「グレゴリオ聖歌の主題による4つのモテット」も、ア・カペラによる短い曲ですが、聴きどころです。

Naxos盤の方は、室内楽版です。合唱は悪くないですが、レクイエムというにはあっけらかんとしすぎている演奏という気もします。カップリングのオルガン曲が聴きどころかも。

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| 音楽試聴記 | 01:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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