「まりあ✝ほりっく」は、わたしがコミック単行本を初期から読んでいる数少ない作品で、アニメ化されると聞いてぜひ見たいと思っておりました。ただ、放映されない地域だったのでDVDを購入。TVで見たとしても買っていたとは思いますが。
ストーリーに関しては原作を読んでいますので、とくに言うことはありません。映像に関しては、やはりシャフト&新房監督らしい、非常に手の込んだ演出が光る作品でした。シャフト作品では毎度注目のオープニング映像。今回も期待に大いに応えてくれる、シュールで象徴的な映像でした。
本編ではとにかくかなこがよく動く、しゃべりまくる。声の真田さん、ご苦労様です。もちろん、鞠也やほかの女の子たちも、とても魅力的に描かれていました。
本編の最後では、かなこのロザリオの秘密? について触れられ、2期があればつながりそうなお話に。でも、この部分は原作でも明かされていませんからね。2期があれば見たいところですが、やるとすれば原作がもう少し貯まってからになるんでしょうか。オリジナルの話もいろいろできそうな気はします。
DVDのオーディオコメンタリーでは、各巻ごとに奇数話が「キャスト編」、偶数話が「スタッフ編」となっていました。スタッフ編に出ておられた原作者の遠藤海成先生は、非常に面白い方で、作品にもその人間性というか、キャラクターが現れているのではないかと思いました。脚本家の方々を呼んだときは、あまりにしゃべらない方々なので苦労しておられましたが…… 脚本家はやっぱり口より手を動かすのがお仕事、ということでしょうかね(笑)
最近「さよなら絶望先生」や「化物語」のDVDも買っているのですが、気づくとシャフト作品ばかりでした…… 「月詠」もあります。総合芸術のアニメ作品においても、やはり映像やビジュアルの占める部分が大きいので、その点が重要だと考えれば、非常に特徴的な表現をしている制作者ですからね。
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