いろいろあって、2回観に行きました。考えてみれば、同じ映画を複数回劇場で観たのは初めて。公開初日に行ったのも初めてじゃないかな? と思います。
個人的には、エヴァンゲリオンは自分の青春時代(笑)と深く関係しているので、かなり思い入れを持っています。年配の鉄道ファンが引退する車両を見て、「自分は若い頃これに乗って……」と郷愁に浸るのと同じような感じです(たぶん)。なので、たぶん作品として冷静に正当な評価を下すのは無理じゃないかとも思うのですが…… 非常に驚きをもって映画を観ましたし、感慨深いものがあるのも確かです。
映画を観ながら「スゴイスゴイ」と言いたくなり、観終わると発すべき言葉が見つからずに沈黙するしかない…… そんな状況なのでした。内容的には、これをTV版などの旧作と比較することに意味がないのでは? というくらい、旧作を何度も見てきた人間にとっては意外な展開。一方で、ポイントとなる点はちゃんと押さえている、という印象でした。
この作品が「エヴァ」である以上、やはり旧作と比べることは免れないのですが、新劇場版では人と人とのつながり、率直な感情といったものを重視しているように思えます。これは「序」を観た時にも感じたことですが…… 旧作では、何かうまくいきそうな兆しが見えるたびにそれをたたき折って、人間関係は殺伐とし、破滅的な展開につながっていくのですが、今回はそれをうまいこと回避しているようです。旧作ではクール・ドライが前面に出てどこかに追いやられていた「温かみ」が、新劇場版ではうまく表れているというか。
「序」もヤシマ作戦は熱血展開だな〜 と思ったのですが、今回はさらに熱いようです(笑) 次回作がどういう展開になるのかまったく予想がつかないですが、楽しみ。でもいつ公開されるやら…… 時に、西暦2015年くらいでしょうか?(笑)
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