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●五項目の自主規制
ちょっと、試験を受けてきました。すると、その中にこんな問題が……
●次のA〜Dは、合唱を伴う大規模な管弦楽曲の記述で、作曲者名及び曲名は、ベートーヴェン『交響曲第九番』、モーツァルト『レクイエム』、バッハ『マタイ受難曲』、ヘンデル『メサイア』のいずれかであるが、曲名との組み合わせとして最も妥当なのはどれか。
A: ロマン派の詩人、シラーの詩をもとに作曲されたもので、第四楽章の後半に合唱が入る。「すべての人々が兄弟となる」と、人類の兄弟愛が高らかに歌いあげられる。
B: イエス・キリストの処刑の物語を題材にしたもので、ルターによるドイツ語訳聖書を中心として作曲されたものである。テノールの朗唱する福音書の言葉を中心に、独唱や合唱が配置され、劇的に展開されていく。
C: 英語に翻訳された聖書を題材に作曲されたもので、イエス・キリストの生涯を叙事的に描いている。ロンドン初演の際、第二部終曲の「ハレルヤ・コーラス」で、イギリス国王ジョージ2世が感動のあまり起立した、というエピソードがある。
D: 正式名を『死者のためのミサ曲』といい、ラテン語の典礼文をもとに作曲されたもので、死者の「永遠の安息」を願ったものである。作曲家の死により未完のまま残されたが、弟子のジュースマイアーにより、補筆されたものが演奏されることが多い。
(選択肢:略)
さて、解答ですが、
A: 交響曲第九番
B: マタイ受難曲
C: メサイア
D: レクイエム
となります。クラシックファンにとっては、どれも常識だと思いますが…… 正直、この問題を見たとき、
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
と、かなりテンションがUPしました(笑)
文学や絵画の作品は覚えきれないので苦手ですが、趣味の範囲の西洋音楽だと、かなりいけそうです。
この問題、クラシックに詳しくない人は、どう解くべきか…… 選択肢を見ると、「ヘンデルはイギリスで活躍した」ということを知っていれば、一つに絞ることができました。ただ、ヘンデルはちょっとマイナーかも…… 別のところを見ると、「レクイエム」を「鎮魂歌」ともよぶということは、日常生活でも聞くことがあるので、それをもとに考えると、「レクイエム」がDだと予想できます。するとBが「マタイ受難曲」に決まるので、あとはAとCの問題。交響曲の形式は中学校の音楽で習うので、「第○楽章」というのは交響曲にあてはまる、ということくらいは知っておいて欲しい…… ということで、上記の解答に決まります。
ここに挙がっている曲は、どれも傑作中の傑作なので、優劣つけがたいですが、あえて好みで言うと…… モーツァルトのレクイエムが一番でしょうか。
これで一問は確実に正解できました。クラシックの知識が役立ってよかった…… といっても、他の問題も合っていないとダメなんですけど。
【My CD】
よく見たら、エヴァの曲が2つもあるじゃないですか(笑)。このシリーズは、4種類とも持っています(あとの2つは、ヴェルディのレクイエムとバッハの曲集)。
エヴァンゲリオン・クラシック1 ベートーベン:交響曲第9番「合唱つき」
ラハバリ(アレクサンダー),ベートーヴェン,ベルギーBRTNフィルハーモニー管弦楽団,ブルージュ・カントレス・オラトリオ合唱団,ガウチ(ミリアム),ディック(ルチェンネ・ファン),ロスカ(マルセル),ジョージ(ドナルド)
Bach: Matth醇Bus-Passion
David Barick, Hans Pootjes, Harry van der Kamp, Jelle Draijer, Kees-Jan de Koning, Kristinn Sigmundsson, Lodewijk Meeuwsen, Peter Kooy, Johann Sebastian Bach, Frans Brueggen
エヴァンゲリオン・クラシック3/ヘンデル:オラトリオ「メサイア」全曲
TVサントラ,ソマリー(ヨハネス),プライス(マーガレット),ミントン(イボンヌ),ディアス(フスティノ),ヤング(アレクサンダー),アモール・アーティス合唱団,イギリス室内管弦楽団,ティルニー(コーリン),ヘンデル
モーツァルト:レクイエム
コープマン(トン),モーツァルト,シュリック(バルバラ),ワトキンソン(キャロライン),プレガルディエン(クリストフ),カンプ(ハリー・ファン・デル),アムステルダム・バロック管弦楽団,オランダ・バッハ協会合唱団
クラシックの中では、個人的には交響曲や合唱曲が好きなのですが、最近家にあるCDを片っ端から聴いてみました。そうすると、改めていろいろと感想を持つところがあります。で、今回改めて感動したのは、ベートーヴェンのピアノ・ソナタです。
まず、モーツァルトのピアノ・ソナタを全曲(CD5枚)連続で聴いたあとに、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ「悲愴」「月光」「熱情」を聴きました。すると、両者の印象の違いが明らかに……
モーツァルトのソナタは、全体的に明るく快活で、非常に明快、わかりやすい印象を受けます。モーツァルトは、短調の作品自体、少ないですからね…… これはこれで、とてもよい曲です。ちなみに、名古屋の市バスでは、アイドリング・ストップ中のBGMにモーツァルトのピアノ・ソナタK.545が流れるので、いろいろと馴染み深いです。それ以前に、有名な曲ですけど。
それに対して、ベートーヴェンのソナタはとても情熱的、ドラマティックな印象です。第8番「悲愴」はどの楽章もメロディーをたっぷり聴かせてくれますし、第14番「月光」も、言わずと知れた傑作。第1楽章の神秘的な響きから、第2楽章の明るい旋律へ。ここでもわずかに寂しさが漂います。……これはゲルバーの演奏上の演出かな? そして怒涛の第3楽章。ベートーヴェン、スゴイ。としか言えないです。同じ古典派でも、モーツァルトとはかなり違いますね。
番外編でもう1人は、スクリャービン。この人は、性的エクスタシーを音楽で表現しようとした、すごい人です(笑)。交響曲「法悦の詩」がその代表作として有名ですが、ピアノソナタ第5番にも、その傾向が。甘美な響きが、なかなか素晴らしいです。ロマン派的な初期の作品も良いですし、後期の「白ミサ」「黒ミサ」など、無調の作品も聴きごたえがあります。無調のほうは好みが分かれるかもしれませんが、個人的にはアリかと。シェーンベルクやブーレーズ、ケージのピアノ曲のCDも、持ってますし……
そういう、ピアノ三昧のお話でした。
【My CD】
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集5
ピリス(マリア=ジョアオ),モーツァルト
ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番・第14番・第23番
ゲルバー(ブルーノ=レオナルド),ベートーヴェン
Scriabin: Piano Sonatas, Vol. 1
Alexander Scriabin,Bernd Glemser
湖水地方を走る列車で、アレン君の車窓解説。車窓を楽しむのも、列車の旅の醍醐味です。ガタンゴトン…… というレールの音も、心地よいですね。
世界で初めての本格的な鉄道路線は、イギリスのマンチェスター〜リバプール間に開通しました。そういう意味で、鉄道とは関係の深い地です。
クロス元帥の行方を調べるため、アレンとリナリーは「マザー」のもとへ。靴屋のリチャードの勧誘は、お断り…… 途中出くわした葬列には、アクマの姿が。アクマが大量発生しているようです。
元帥の行方については、マザーも知らず。やっぱりここにも借金問題が…… 人生相談にも乗っている、マザー。その縁で、ナースのリーザを励ますため、2人は病院に向かいます。靴屋のリチャードは、奥さんのサラについて、美人だと自慢…… そんなこと聞いてません(笑)
病院の院長は、末期の患者に対する配慮がよいということで評判です。
しかし、これはいかにも怪しい色の代物ですが…… アサガオの花から色素を抽出したような色です(笑)
レニーはもってあと1、2日ということで、打ちのめされるリーザ。アレンたちは自分の無力を実感…… エクソシストは基本的に戦士です。カウンセラーじゃないですから。そんなとき、交通事故であの靴屋のリチャードが他界。サラには院長がついていることになりますが……
今度は、そのサラがアクマに。これを防げなかったアレンは悔やみます。さて、そうなると怪しいのは、やっぱりあの人。お金にうるさいロバート…… じゃなくて、院長ですね。違ったら驚きます(笑) アクマに魂を売っているのは…… 次回は、病院の経営状況を憂慮するロバート医師に、疑いの目が…?
……夫婦。(笑)
ここのところ、地獄流しの乱発で、あいの口上をちゃんと聞かない連中が多かったんです。そして最終回……
「あなたが本当に恨みを晴らしたいと思うなら……」
「聞かなくてもわかってる!」
(最終回ぐらいちゃんと言わせてくれても良いものを……)
あいがそう思ったかどうかは知りませんが、蛍は、地獄流しの連鎖を止めるためには、拓真を消すしかないと考え、藁人形の糸を引きました。そして自分も……
拓真を乗せた舟を漕ぎながら、あいは何を思ったのか…… 結局、拓真を地獄に流すことはできず、現世へ送り返します。今まで自身の役割に徹し、傍観者の立場を貫いてきたあいでしたが、傷ついた身体を引きずって、今度は積極的に拓真を助ける行動に出ます。あいが出した「答え」とは。
「これで、終わりね……」
自らの死(消滅)による、地獄通信の終了。
これは、いったいどういうことなのでしょうか?
そもそも、「地獄通信」なるものがいかなる目的で存在しているのかと、考えてみます。これについては、あいが端的に述べていました。
「この恨み、地獄へ流します」
流すのは、「人」ではなくて「恨み」であるので、恨まれた人間を地獄に流すことは、地獄通信の主目的ではないということです。では、地獄通信の存在意義は?
●地獄通信利用者にとって
あいは、埋められて、恨む気持ちが極限に達した結果、ヒトならざるものになりました。このようなことは繰り返すべきでない…… ということで、短期的には、依頼人の望みを叶えることでガス抜きを図り、第2、第3の閻魔あいが誕生することを防ぐ狙いがあるのかもしれません。ただ、主な理由はそれではなくて……
これまでのお話を振り返ってみると、地獄通信で憎い相手を地獄へ流しても、それは根本的解決にはなっていない、というパターンが多く見られました。人一人消したところで、構造的な問題は大して変わりませんし、一度失ったら戻らないものもあるからです。この点は、かなり一貫していたと思います。そうすると結局、人を恨んでも何の良いこともない、ということ。これを依頼人に知らしめることが、趣旨ではないでしょうか。その結果が、「人を呪わば穴二つ」であるわけです。
地獄通信は、いわば「システム」に過ぎないのであって、あいはどんな不条理な望みも言われるままに実行してきました。今回、そこから逸脱したのは、上記の趣旨を果たすことができない状況になったからです。拓真が「恨み」を受けたのは、地獄通信が存在していたからにほかならないわけです。システム自体が害悪をなしている以上、システムそのものを破壊するしかない。それが、あいの出した結論だったんだと思います。
●閻魔あいにとって
あいは、地獄流しの役を淡々と実行する中で、何を思ったのでしょうか。これは、上と同じ。人を恨んでも、何にもならないということです。恨みぬいて、村を焼き尽くし、重大な罪を負ったあいだからこそ、これをやらなければならなかったのです。地獄通信の否定、それは自分自身の否定にもつながるわけですが…… 最期まで穏やかな顔をしていたあいは、もはや誰も恨んではいませんでした。
恨んでも、何にもならない。これを四百年かけて、自ら証明することが、あいに課せられた咎だった、ということだと思います。言ってみれば、罪を憎んで人を憎まず、でしょうか…? これであいは、救われたのだと思います。
結局のところ、これがこの番組自体の結論でもあるということでしょう。
以上は、前シリーズを終盤付近しか見ておらず、しかも最終回を見ていない場合の考察ですので、何か論点が抜け落ちている可能性はあります(笑)
●「ひぐらしのなく頃に」との比較
ともにホラー要素、鬱要素があり、しかもウチの地域ではまったくの同時刻に放映されていた時期もあるということで、敢えて比べてみますと…… 「ひぐらし」には疑心暗鬼、狂気、破壊と暴力が満ちていたのに対し、「地獄少女」のキーワードは、辛さ、哀しみ、やるせなさといったところでしょう。両者から感じられる「鬱」感覚は、かなり違いがあります。前者では、吐き気を催すような拒絶反応的な鬱、後者では、どうしようもなく無力感にうちひしがれる鬱です。個人的には、後者のほうが心地よかった(?)ですが…… どちらが良いとも言えません(笑)
●まとめ
『二籠』がウチの地域でも見られるとわかって狂喜しました。アニメを見て、憂鬱になりたい、打ちのめされたい。そんなM的欲求をかなえるには、うってつけのアニメ(笑)。見どころは、人間模様と人の性(さが)です。ただ、前シリーズでは、本編が終わって「かりぬい」が流れてくると、どうしようもなくやるせなくて涙が出るようなお話が多かったのですが、今期はそれがちょっと少なかったような気がします。もっと打ちのめされたかったのに(笑) 最終回は、あいが救われた、と思えたので、そんなに鬱ではありませんでした。
毎回にあいの「見せ場」(艶っぽいシーン)も入っていたのですが、これも終盤になると、サービスサービスぅがなくなってしまったのが残念でした。そんな余裕がないのはわかりますけど…… その分、『湯けむり地獄、旅の宿』で、見せてきたんでしょうか(笑)
『地獄少女』はなかなかに興味深い作品でした。暴力やタブー破り抜きで鬱にさせる作品というのはそれほど多くない気がします。もっといろいろやってもらえるといいんですけど…… そしてやるせなくなりたい(笑)
音楽も良かったので、サントラ買いました。まあ、「あいぞめ」が欲しかったんですけど…… 「かりぬい」と比べると、どっちも良いのですが、「あいぞめ」が好みかな……
地獄少女 二籠 オリジナルサウンドトラック
TVサントラ
エクソシスト、汚れ役……。
クロウリーは、エクソシストになってからの初任務ということで、気合が入っています。
ヒーローとして、村人たちから感謝されるんです!
クロウリーの「村人」のイメージって…?
サインもバッチリです。アレンより、上手!(笑)
……そんな、クロちゃんのお楽しみ計画でした。
●現実
「出て行け!」
実際はこんなものです。こういうオチは、だいたい予想できましたが…… イエーガー元帥のときみたいに、素直に感謝されるほうが少ないのかもしれません。
村になじんでいた巨大ガエルは、イノセンスの力で性格が変わってしまったアクマだったということでした。エリアーデの例もあるので、慎重になるクロウリーでしたが、エリアーデも結局倒しちゃったわけですし…… アクマを放っておいて、いいことはない気がするんですけど。そこのあたりが、いまひとつ割り切れなかった、クロちゃんでした。
それで、結局村人たちからは良く思われないまま追い出された一同。落ち込むクロウリーでしたが、「村人の命を救えたのだから、よかった。」と思い直すのでした。初対面のときに問答無用で倒しておけば、その後の被害を防げたんじゃないかということも考えられますが…… 結果責任なので、追及しません(笑)
一般的には誰からも感謝されず、評価されないことでも、正しいことならば、やらなくてはいけません。そういうことは、確かにあるんだと思います。財政再建のための、増税とか…(笑) 政治家や官僚は、目先のことだけじゃなくて、5年、10年という単位でものごとを考えないといけないからです。5年、10年先に、大いに非難されるよりは、今ちょこっと非難されたほうがいいと。
ただ、そのことで、「自分たちは正しいんだぜ」みたいな感じで、ヘンな優越感や特権意識を持ってほしくないですね。正義の味方は、常に謙虚であるべきですし、一般の人たちの感覚も、知っておくべきなんです。今回のお話は、そういう意識の持ち方もテーマにしていると見ました(考えすぎ)。……別に、今の政治家や官僚を批判しているわけじゃ、ありませんよ?(笑)
さて、今回の見せ場は…?
最近アニメ視聴を抑制しつつ、クラシックをガンガンかけながらいろいろやっています。家にあるCDをひととおり聴いてみましたが、ツボにはまったのは、ストラヴィンスキーです。
美しい旋律を聴かせる…… というのとはまったく違って、繰り返す音型、湧き上がるリズム。土俗的・野生的な感じの音楽が、体の奥から響いてくる感じです。
「春の祭典」は強烈過ぎて、初演の時には大ブーイングだったそうですが、20世紀の音楽を語る上では外せない傑作となりました。拍子がどんどん変化する難曲ですが、指揮者はこれを暗譜で振れないと一流になれないのだとか。確かに、これは凄い曲だと思います。何回聴いても飽きないですから。
「ペトルーシュカ」「火の鳥」も、作風は似た感じ。特に終盤の盛り上がりは聴き所です。
「ゴジラ」の音楽で有名な伊福部昭や、黛敏郎あたりも、繰り返しや刻むリズムを重視しているというところでは、ストラヴィンスキーの影響を大きく受けているんでしょう。
そういうわけで、強烈ですが、血わき肉躍る、一度聴くと病み付きの、ストラヴィンスキーでした。
【My CD】
「春の祭典」ほか
Stravinsky: The Rite of Spring; Card Game; Concerto in D major
Igor Stravinsky,Alexander Rahbari,Richard Studt,BRT Philharmonic Orchestra,Bournemouth Sinfonietta,Brussels BRTN Philharmonic Orchestra
「火の鳥(1919年版)」「ペトルーシュカ」ほか
Stravinsky: Firebird & Petrushka Suites
Igor Stravinsky,Alexander Rahbari,Brussels BRTN Philharmonic Orchestra,Robert Groslot
「クロス元帥のところへ向かってほしい」
「ええっ……」
(超、イヤだ…!!)
アレンは、師匠であるクロス元帥の下で、どのような生活を送っていたのでしょうか? その一端が、明らかに…… 全部修行のうちなんでしょうか?(笑)
イエーガー元帥が襲撃されて、今後も他の元帥たちが襲われる可能性は高い…… ということで、それぞれに護衛がつくことになりました。というか、リナリーの発言からすると、イエーガー元帥は亡くなったのですか。廃人になったものの、命だけは助かったのかと思ったんですが……
クロス元帥のもとへ行くことになったアレンは、乗り気ではなくて…… 考えるだけで目まいと悪寒が。
自然な流れでターッチ!(違)
そしてクロス元帥がいかなる人物なのか、アレンは自分の過去話を通して語ります。
●アレンの境遇の要約
借金 → 元帥が遊ぶ・貢ぐ(ヒモ) → 債権者に突き出される
↑ ↓
元帥に取り上げられる ← やっと稼ぐ ← 労働
一連の労働を通して、アレンは基礎体力を身につけました。
戦闘には体力が大事。基本です。
●イカサマを覚えるアレン
借金 → 元帥が遊ぶ・貢ぐ(ヒモ) → ギャンブル
↑ ↓
元帥に取り上げられる ← やっと稼ぐ ← イカサマ
一連の活動から、アレンはしたたかさと手先の器用さを身につけました。
対アクマ武器を操るには、器用さも大事なんです(たぶん)。そして、アクマを破壊するのだから、既存の価値観にとらわれてはダメです。殺すの、壊すの、よくない。そんなことは言ってられません。ギャンブル、イカサマ、よくない。そういう価値観を打破するのが、必要だったんです(たぶん)。
インドでは、いきなりアクマの前に放り出されるアレン。このときは戦うのは無理で、元帥がアクマを倒しました。しかし今度は、せっかく友だちになったナレインが、姉の死につけこまれてアクマに…… これを破壊するアレン。
アレンは、アクマと対峙する心構えを身につけました。
しかし、これって……
●元帥が街でアクマを倒したとき、ミーナが崩れた建物の下敷きに。打ちのめされたナレインは、千年伯爵にそそのかされて姉の魂を呼び出し、アクマにされた。
以上のような事実関係だったとすると、問題は、
・元帥はミーナが下敷きになると知っていたのか?
・ナレインがアクマになることを知っていたのか?
以上の2点です。これらの点について元帥がともに知っていて、敢えてそのままにしたとすると……
クロス元帥、黒ス。
まあ、アレンに債権者の対応を任せたのも、自己の利益と弟子の修行の両方を実現するという計算の下に行われていたようにも思えますから、なかなかしたたかな人物なのではないでしょうか、クロス元帥。
そんなアレンの身の上話をこっそり聴いていたご婦人方は、クロス元帥の人柄にえらく感銘を受けたようでした。
本日の結論:
女心なんて、永遠にワカラナイ。
アレンは、またひとつ世の真理を学びました。クロス元帥のおかげで(笑)
次は…… 松岡由貴さん?
第1話を見るから、続きが見たくなってしまうんです!
ということで、今期は思い切って新作を見ないことに……
忙しいときには、こうするのが一番ではないかと。
もうすぐ『地獄少女 二籠』が終わると思うので、そうしたらDグレだけになります。
Dグレは、今まで見てきたので、とりあえず惰性で…(笑)
アニメを見て感想を書くと、それだけで30分+@かかるわけですから、これでだいぶ節約できるはず。
ブログのネタがなくなるため、更新が滞りそうですが……
そして、大きな問題も。
どうやって萌えを補給すれば良いの?(笑)
アレンキュンとリナリーに頼るしか……
あまり時間をかけないためには、マンガを読むのがいいんでしょうか?
イエーガー元帥と会って、感銘を受けるところもあったアレン君ですが、当の元帥はノアの2人に狙われていました。元帥はファインダーたちを先に行かせて、単独で戦いを挑みます。元帥というだけあって、アクマは片っ端から粉砕。ごついレベル2の2体も難なく倒します。
その前にロードたまのウンチク(笑)
「『ベルギー』の語源はね、ケルト語の『ベルガエ』っていう言葉で……」
「ベルガエ」には「戦士」という意味があるのだとか。
……知りませんでした。
前回ベルギー歴史特集をやったのに…… それなら、こっちもウンチクで(笑)
神田が行っていたのは、コペンハーゲンでした。
●デンマークの歴史
デンマークはスウェーデン・ノルウェーとともに、ヴァイキング(ノルマン人)の原住地に王国として成立。14世紀末に3国はデンマーク女王マルグレーテのもとでカルマル同盟を結んで、同君連合の王国を形成しました。その後また分離して、デンマークは17世紀には三十年戦争に新教側で参戦して敗退。問題の19世紀には、ナポレオンとは同盟を結んで対処。1864年にビスマルクのプロイセン・オーストリア連合軍と戦って敗れ、シュレスヴィヒ・ホルシュタインを失います。これくらいが、試験対策の知識(笑)
リナリーは、スペインに行っていました。
●19世紀のスペイン
成立からやっていると大変すぎるので、19世紀だけ……
スペイン継承戦争でブルボン家領となっていたスペインですが、19世紀初頭の混乱に乗じてナポレオンの兄ジョゼフが国王に。しかしすぐ反乱が起きて、ナポレオンの失脚で独立を取り戻しました。主な事件は、このくらいでしょうか。
オーストリアや、ハンガリーのエクソシストからも、伯爵のメッセージに関する報告が……
●19世紀のオーストリアとハンガリー
ハンガリーはマジャール人の住んでいる地域ですが、オーストリア・ハプスブルク家の領地でした。1848年のフランス二月革命に呼応してハンガリーでも三月革命が起こり、コッシュートが独立を宣言するものの、オーストリア・ロシア軍が鎮圧。オーストリアは先述の対デンマーク戦争の後、普墺戦争でプロイセンに敗れ、国内体制の再構築を図ります。1867年、ハンガリーに自治権を与え、オーストリア・ハンガリー帝国となったのでした。
こうして見ると、19世紀っていろいろ大変な時期だったんですね……
そんなことを考えさせられたロードたまの発言ですが(笑)、さらに問題発言。
「僕らは人間じゃない」
……自分で「人間」って言ってたじゃん(笑)
だから元帥もそれにあわせたんじゃないですか? これを、どう考えるか……
1. 論理一貫性のない、ロードたまの気まぐれ(笑)
2. アレンのときは「人間だよ」、元帥のときは「人間じゃない」と言うことで、より相手を動揺させるロード様の高度な戦略的発言
真相は、想像に頼るのみ……
元帥は、過去の光景を何度もロードに見せられて精神的に痛めつけられ、イノセンスを全部奪われてしまいました。
そしてこんな姿に……
ティキも甘いですね。悪役としてこういう場合は、アレンが嘔吐するくらい、「はらわたをブチ撒けろ!!」というような感じにしないと、ダメなんです。その点、期待はずれですね…… 夕方では無理ですか。ハガレンなら、そうします(たぶん)。
ともかく、命だけは助かったのが不幸中の幸いでしたが、イエーガー元帥は廃人に…… 千年伯爵は、こんな感じでイノセンスを持っている人たちを血祭りに上げていくんでしょうか。伯爵は「ハート」を探しているらしいのですが…… そんな重要なこと、初耳ですよ、室長。ロードたまに影響された伯爵は、鼻歌歌いながらスキップするのでした……
次は、陰鬱さとは関係ないコーナー!(笑)
若本規夫さん演じるブラッククリスタルキングが、恐ろしすぎます。
ファインとレインじゃなくても、腰が引けちゃいます。
ビビンをかばって、エドチンが呑まれてしまいました…… プロミネンスの力も不十分で、ブラッククリスタルキングの大攻勢に、ふたごピンチ。みんなは見守ることしかできないのでしょうか…?
と、ミルロを皮切りに、歌うみんなの力で、プロミネンス充填!
すごいスペクタクルです!
これでブラッククリスタルキングもひとたまりもないはず!
でも、しぶとい敵さんは全部吸い取っちゃいます…… 往生際が悪いですよ! まだダメなのか…? と思いきや……
ハッピーパワーの花火で、ブラッククリスタルキングは消え去りました!
ところが、その反動でふたごは笑顔を失ってしまう……
廃人になっちゃうんですか…?
動揺するシェイドとブライト。そこへハッピーの結晶が降り注いで、見事快復です。
エドワルドはスワンと再会できて、めでたしめでたし…… ビビンには虐げられながらも、ちゃんと絆ができていたんですね。よかったです。
そんなわけで、最後はラブラブハッピーな終わり方でした(笑)
2年間どうもお疲れ様です。
●まとめ
1年目はふしぎ星が舞台でしたが、それだけでもキャラクターが結構多かったのに、学園に入ってさらに増加しました。それをうまく活かせるのか、というのが課題でしたが、しわ寄せがミルロや中盤以降のシフォンあたりに出てきてしまったんでしょうか。でもエリザベータの話などはおもしろかったですし、全体としては、良かったように思います。もう少し、ふたごなど中心人物の色恋があっても、よかったかな…?
昨年はポリティカルなネタもあって、興味深かったのですが、今回は学園なので、そういう話はあまりなかったですね。かわりに、おならをエネルギーにするシュールな話や、レインの一直線な妄想が笑いを誘いました。なかなか楽しかったです。