ヘンデル,アンドリュー・ガント,王室礼拝堂合唱団
Naxos
没後250年・ヘンデルの声楽曲をいろいろ聴いております。このCDでは、宗教的題材のアンセム4曲+αが聴けます。収録曲は、
シャンドス・アンセム第11番:神よ起ちて HWV 256b
シャンドス・アンセム第5番:われは汝を崇め HWV 250b
シャンドス・アンセム第6番:鹿の谷川を慕いあえぐがごとく HWV 251d
シャンドス・アンセム第4番:おお主に向かって新しき歌を歌え HWV 249a
シャンドス・アンセム第6番:鹿の谷川を慕いあえぐがごとく より 二つの楽章 HWV 251a
251aは251dの第一稿だそうです。
これも、合唱と独唱・重唱を繰り返して進んでいくタイプの楽曲。長調短調織り交ぜながらいろいろな雰囲気の曲を聴くことができ、メリハリの利いた構成になっています。ドラマティックな演出です。それでいて、それぞれのアンセムは簡素な構成で、長ったらしい楽曲もないので、わりと気軽に聴くことができます。
「第11番」には「アレルヤ」と歌う合唱曲も。ポピュラーなオラトリオ「メサイア」では「ハレルヤ」の合唱が有名ですが、それを思い起こさせます。
声楽曲に対するヘンデルの手腕をうかがうことのできる、興味深い一枚でした。
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