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●五項目の自主規制
「学園アリス」は単行本で継続購入中です。
樋口先生は以前、二次創作に任せるべきとも思える禁じ手「成長ネタ」をされましたが(笑)、今回は第2の禁じ手「入れ替わりネタ」ですか…… まあ、アリスのせいにすれば基本的に何でもアリですからね(笑) 棗が入って目つきの悪いルカでした。
棗をベアだと思った蜜柑が、不安を口にする場面。
「あいつやっぱりウチのこと好きなんちゃうか」
それは棗を見ていればよくわかる(笑) 鈍感な蜜柑とはいえ、一応は感づいていたのね…… 問題は、蜜柑がどう思っているか、なんですけど…… 棗のことは大切な存在だと思っていることは確か。でもそれを単に「同級生・友達だから」ということで片付けられるのか…?
棗の身体はだいぶヤバイらしいのですが、棗は不安を訴える蜜柑の手をそっと握るのでした。食えない奴…… 蜜柑は唯一の希望です。棗の笑顔を見られるかどうか、はこの作品の最終目標ですからね(笑)
そして蛍にも危険が迫っているらしい…… ただでは屈しそうにない蛍ですが、とはいえ小学生ですし。こっちも不安。
「月」という漢字を、なんと読むか…… 「ライト」と「ユエ」のほかに、「ルナ」が加わりました(笑) というわけで、転校生の小泉月(ルナ)が登場です。
ただこの月は非常に胡散臭い人物で、手始めに蜜柑が周囲から浮くように仕組んでおります。さらに、蜜柑の命を狙っているらしい…? それに感づいた棗と蛍は、気を揉んでいるようです。学園の内情はよくわかりませんが、翼が危険能力系に移ったり、蜜柑の母・安積柚香の捕捉に動いたりと、なにやら不穏な情勢。
月は棗のみならず、蜜柑本人にも圧力をかけるので、身動きが取れない状態に。みんなお互いのことを大切に思っているのですが、だからこそ互いを遠ざけて守ろうとするという、どうにも歯がゆい状況になってしまいました。
そんな一方、学園では体育祭が開かれて、奇妙な障害物競走が…… た〜らこ〜、た〜らこ〜♪…… これを通して、何とか事態を打開できるんでしょうか。
これ以前のお話は借りてきて読んだのですが、今回初めてコミックスを購入してみました。本編では、セリフの言い回しや説明などで、繋がり方とか、何を指して言っているのかちょっとわかりにくい部分があるように思います。これがわかりやすくなるといいんですけど。
NHK教育で放送していたのを見て、興味をもった「学園アリス」を、コミックで読んでみました。アニメで見た部分はいいかな〜と思ったので、見たのは4巻〜13巻。なかなかハードな展開の連続ですね……
「ハードな展開」の元になるのは、蜜柑の出自に関わることと、棗の身の上に関わることなのですが、棗のほうは葵を救出したことで、一番のヤマは越えたかも知れません。葵ちゃんにもうちょっと活躍してもらいたかった感じもしますが、アリスがなくなった以上、仕方ないですかね……
問題は蜜柑のほうで、母親が反体制活動をしていることはわかったものの、教員をしていたとみられる父親が、どうなってしまったのかはまだよくわからないままです。非常にヤバイ事情が絡んでいることは間違いないようですが…… 学園の闇は深いですね。国家権力って恐ろしい…… 学園と反体制派の両方と闘わなければならないというのも、なかなかつらい立場です。
蜜柑は、罪な子…… 棗も流架も振り回されっぱなしですね。この2人は、ともに蜜柑が好きなんだということを互いに一応確認し合ったようですが、今後の展開は果たして…… 流架は、アリスストーンに関する「誓い」を持ち出したり、自分からキスしにいくなど、だんだん積極的になっているようです。棗は、まあもともとセクハラ要員でしたが、本気で蜜柑を守らなければならないと思っている様子。さらに誕生日のときあげられなかったプレゼントを後日こっそり置いていくなど、なかなか隅に置けません。
では肝心の蜜柑はどうなのかというと…… 恋するにはまだ早いでしょうか?(笑) きっとどちらのことも好きなんでしょうけど、2人に対して抱いている気持ちは、微妙に違うようです。
アニメでは出てこなかった、殿先輩や茨木のばらあたりが、いい味を出していた感じがします。危険能力系のバカ2人も、見どころがあります(笑) そういうわけで、なかなかおもしろい作品でした。今後も続きを見ていこうと思います。
以下、各巻について一言ずつ……
地上波で放送していた「学園アリス」を見ました。最終話で鳴海先生が言っていたこと、それがまさにこの作品のテーマなのでしょう。アリスを持って生まれた以上、その能力と付き合っていかなければならない。アリスとどう向き合うか、それが問題…… ということです。いろいろと謎が残ったままの終わり方ですが、NHKにふさわしい、教育的なテーマなのでした(笑)
蜜柑は終始、ムードメーカーで、学園の人々に大きな影響を与えたようです。蜜柑は蛍一直線でしたが、ほぼ一方通行で、蛍は「わかりにくい愛」を貫くのでした。蛍には、このまま蜜柑をはねつけつつ、仲良くしていってもらいたいですね(笑)
棗は、いろいろと辛い立場ですが、蜜柑の存在によってかなり救われた部分もあると思います。根は優しい子ですから。
そして、以外にも評価が上がっていったのが、パーマこと正田スミレ。棗ファンクラブを率いる(?)スミレは、最初はヤな感じでしたが、棗が拉致された事件のときにわかったように、いろいろなことを冷めた視点から考えている子でした。それで学園の体質についても半ばあきらめたような捉えかたをしていたんだと思います。直情径行型の蜜柑と比べると、対極の存在ともいえるかもしれません。この2人の対比は、興味深いところでした。斎藤千和さんの力も、大きかったですかね…(笑)
アニメのほうはここでおしまいでしたが、続きが気になりますね。コミックを読むのがいいんでしょうか…?