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●五項目の自主規制
第11話「ビバーク」
●……遭難。東京の家族のもとに連絡が入ります。
都電荒川線の早稲田行。
ちなみに本物はこんな感じです。
めぐみがいつも乗っていた電車は山手線だったようです。窓枠を見ると205系1次車みたいですが、緑帯の下にコルゲートがありません。そういえば205系は山手線から引退しましたね。
第12話「レスキュー」
シリアスなドラマと、丹念な描写で、圧倒的な現実感を与えてきた本作も今回でおしまいです。現実世界のニュースでは、「どこどこで災害が起きて、○人死亡」などと言われても、「ふーん」で終わってしまうことも多いのですが、本作では当事者の視点が数多く取り入れられ、そいういった出来事の内幕を垣間見たような気分です(どの程度現実に近いのかわかりませんけど)。
もうひとつ感じたのは、各人がもつ仕事に対する真摯さや誇りです。ロープウェイの一件で知り合った聡も、そうしたものに共感したのかもしれません。一宏だけでなくめぐみも、自分の仕事である程度の役割を果たすことができました。必ずしも良い結果ばかりが伴うわけではないですが(特に救難は)、自分の仕事に誇りを持って打ち込めるのはとても素晴らしいことだと思います。
ヘリやジェット機などのメカニックは、作りこまれた3DCGで見事に見せてくれました。できれば電車もリアルに作って欲しかったですが(笑)。ともかくかなり高評価できるよい作品でした。
レーダーロストしたF-15は、やはり海上に墜落していました。垂直尾翼が浮いているのを発見したときの失望感…… 隊員の家族の心情なども丁寧に描写されていました。家族に事故発生を伝える仕事、整備のミスで事故が起こったのではないかと気が気ではない機付員、どれもつらいと思います。
乗員は一名死亡、一名は救助ということになりましたが、生存者を発見したときの白拍子三曹の「生きてる! 生きてる!」という連呼が、隊員たちの気持ちを最もよく表しているのではないでしょうか。一宏も「事故のときは、頼む」と言われて、仕事にやりがいを見出したのでしょうか、実家に電話して酒屋の仕事は断りました(笑)
最後はカラオケでデュエットする本郷三佐と一宏。エンディングも「ひょっこりひょうたん島」で締めてきました。「前編」冒頭と同じ曲が、こうも違った印象で用いられるとは…… なかなか憎い演出です。悪い面だけ見るのではなくポジティブに、というメッセージには、最適の選曲かも。
ひょっこりひょうたん島、シュールです…… わたしが死んだら「レクイエム」とか流して欲しいですね。
1993年、千歳基地所属の戦闘機がバードストライクによって墜落。乗員2人のうち1人は助かったが、もう1人は死亡。助かったのは本郷だった…… ということが明らかになりました。本郷三佐はこの一件で「F転」となったようです。亡くなったパイロットの奥さんは、その日のことを「ぞうさん」の歌で覚えていました…… 何だかリアルですね。衝撃的な記憶は、周囲のどうでもいいようなことと結びついて妙に思い出されるものです。
一宏はお盆に岡山に帰省。お盆は新幹線ちゃんと予約しとかないと、絶対に座れません…… わたしは名古屋〜新山口を自由席のみで乗ったことがありますが、ラッシュじゃなかったので京都から座れました。岡山の街、まだ行ったことがありません。いつも通るばかりで…… 広島はけっこう行くんですけどね。
一宏はやっぱり救難隊ではやる気が起こらないのでしょうか、冗談めかして「自衛隊をやめようか」なんて言っています。救難隊は事故を起こした自衛隊機のパイロットを救出するために創設された機関なのだとか。これ、本当なんでしょうか? 「サイドビジネス」というような意識でいいんでしょうか。救難隊が助けに来てくれると思えばこそ、戦闘機のパイロットもいい仕事ができるというものです。
果たしてレーダーロスト発生。自衛隊機が事故に巻き込まれたのでしょうか……
先日NHKの朝のニュースで、リアル・小松救難隊の寒中訓練が紹介されていました。氷を割って水中に入り、まわりの隊員から終始水をかけられながら、要救助者を支え続ける耐久訓練です。見ているこっちまで凍えそうでした。さらにニュースを聞いていると、「1995年に小松基地所属の戦闘機がミサイルの誤射によって僚機を撃墜する事故があり、このような非常時に備え、迅速にパイロットを救出するため云々……」と言っていました。そんなばかな…… とそのときは思いましたが、実際あったようですね。厳しい訓練をこなす自衛隊の方々にはがんばっていただきたいと思います。
参考サイト:MASDF 様
岡山の実家にも帰らず、落ち込んだままの一宏のもとに、めぐみがやって来ました。「小松は何もないところ」ってほんとですか? 行ったことないのでわかりませんが…… 小松に住んでいる人なら、「あれ、あそこあそこ!」というような場面があるのかもしれませんね。
今回は文学少女・めぐみとのなれ初めも少し明らかになりました。「防府に着いたら……」 防府! 山口県出身者にとって懐かしい地名を聞きました。防府には航空自衛隊の教育隊があるので、全国から新人さんがやってきます。休日になると防府駅前のショッピングセンターに、自衛隊の人たちがたくさん遊びに来ていたのを思い出します…… 青い制服はすぐ分かってしまいます。まあ、防府にはあそこぐらいしか行くところがありませんから……
不本意な職場に赴任して早々、死に向き合わなければならないのは辛いと思います。でも誰でも最初は不本意なことをしないといけませんから…… それでも支えてくれる人がいるって素晴らしいですね。めぐみが言ったことは、本質を突いているのかもしれません。救難は人を救う仕事、でもジェット機乗りは、いざとなれば命を奪うこともありうるわけで…… めぐみは言いませんでしたけどね。
口の軽い白拍子三曹のおかげで、岡山弁が小松救難隊のブームになりました(笑) 黙っててもきびだんごのお土産がなければ追及されたでしょうけど。
●小松へ赴任する一宏。ということで電車です。
長〜いトンネル。北陸トンネルでしょうか。
名古屋から小松へ行くのなら、当然特急「しらさぎ」です。683系特急電車、右は名古屋駅での本物の写真です。金沢方面の普通列車は10:35発…… 現実のダイヤでは、343M金沢行きが10:37小松発です。すると、一宏が乗ってきた特急は、小松10:29発の「しらさぎ1号」でしょうか。
めぐみの乗っていた通勤電車。これだけではよくわからないですが…… 窓が二段なので201系でしょうか。103系は確か引退したんですよね。
名古屋名物、ういろう。箱に対してけっこう重いんですよね。この包装紙は、青柳ういろうでしょうか? 名古屋のういろうはでんぷんのりみたいであまり美味しくありません。山口のういろうのほうが水ようかんみたいで美味しいと思うんですが。そのせいか、小松基地でもあまり歓迎されません…… 本郷三佐もお怒りですよ?
F-15ジェット機と、UH-60ヘリコプター。3DCGがリアルですね。どうせなら、
電車も3DCGで作ってくれればいいのに……