1期の序盤で存在感を放っていたカタフラクトのレーザー野郎を、今回倒すことに成功しました。伊奈帆の砲撃観測に従って、レーザーの届かない水平線の向こう側から艦砲射撃を喰らわせるという方法でしたが、ひとつ疑問に思ったのは、砲弾もミサイルと同じように迎撃できないのかということ。ジェットエンジンで飛ぶ巡航ミサイルに比べれば砲弾の速度はだいぶ速いのでしょうが、調べてみるとそれでも音速以下とのこと。まあ、砲弾は小さいのでレーザーを当てるのが難しいのかもしれません。
もうひとつ科学的な点について。脱出したマズゥールカ卿が方位磁針に感心するシーンがありましたが、火星の場合はどうなのでしょうか。調べてみると、今の火星には磁場がないとのこと。過去にはあったようですが。そのマズゥールカを逃がすシーンを見ていた韻子、ライエにカマをかけてみますが…… 手ごたえなし。伊奈帆の左目にも、乙女心は見えないか…… 伊奈帆の「巻き込みたくない」というのは本心なのでしょうが、韻子としては疎外感を覚えているかもしれません。
ユキ姉は伊奈帆を守るためならだいぶ無茶をしているようですが、軍隊としては、部隊運用上どうなのかという懸念はあります。弟(少尉)に姉(准尉)が「従わない」という問題よりも、無茶をしすぎて悪い結果につながらないかという心配ですが。
マリルシャンさよなら(笑) ちゃんと干からびて死ぬところまで見たかった気もしますが…… 「地球人」をナメてちゃんとした作戦を考えていなかったようで。ともかくこれで表立ってスレインに刃向かう者はいなくなりました。ついに彼らは地球上に新たな王国を築くことを宣言。彼らがつくろうとしている「王国」の位置づけが問題です。ヴァース帝国の支店か子会社のようになるのか、全く別の国として独立するのか。はたまた実質的に帝国の中心を移すところまで狙うのでしょうか。
やはりレムリナ姫がアセイラム姫に対して抱いている感情は、かなり複雑です。レムリナ姫はアセイラム姫の代わりでもいいと言いましたが、本心はそんなはずはありません。アセイラム姫が目を覚ましたら、真っ先に立場が危なくなるのは、代役としての価値がなくなるレムリナ姫ですが、スレインも危ない。勝手に結婚しちゃったことになっているわけですし…… アセイラム姫は黙ってスレインの言いなりになるような人ではありません。
すでに本物のアセイラム姫はいないことが前提で物事が進み過ぎてしまい、スレインにとってはアセイラム姫の存在が一番の障害になるおそれがあります。スレインはアセイラム姫を助けるために動いていたはずなのに、なんと皮肉な…… もはやスレインはアセイラム姫を「助ける」ことはできない、となると、それは伊奈帆の役目、ということになるのでしょうか。
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