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●五項目の自主規制
2011年ももう終わりますので、振り返ってみます。
今年は国内的にも国際的にも大事件が次々と起こり、間違いなく歴史に残る年となりました。国内的には、3月に今年の主要な出来事はほぼ起きてしまい、以降の期間に暗い影を落としています。いつにもまして人の生き死にということを考えざるを得なくなりました。夏には台風もあったのですが、災害に対する感覚を麻痺させられてしまったので…… 今年起こったいろいろなこと、忘れないようにしたいと思います。
●アニメ
今年はアニメ不毛の地から首都圏へ移動したので、試聴環境は飛躍的に改善しました。しかし全部は見ていられませんので、見る時間のことも考えなければなりません。全体的に、時間がたりない…… 録ったはいいものの見ていない作品とかありますしね。
今年の作品で印象に残っているのは、「電波女と青春男」です。このお話はメルヘンチックな部分もあるのですが、ただストレートに青春を描いたものではなくて、キャラクターの苦悩葛藤や社会の世知辛さなんかを醸し出していました。それでいてつらい部分を直接的に描くのではなく、あくまで前向きな姿勢を貫いているのが良かったです。なんだか共感できた作品でした。
そういうわけで、今年最も印象に残ったキャラクターは、藤和エリオ。ビジュアルは近年まれにみる存在感で、作品の「ご本尊」とでも呼びたくなります。エリオは自称宇宙人をやめてからは引っ込み思案な美少女になりましたが、ただのおとなしいキャラではなく、心の中では自分の存在に対する疑問や不確かさに葛藤し、叫んでいるのだと思います。そういう意味でオープニングの「Os-宇宙人」は良い選曲でした。
●クラシック音楽
マーラー・イヤーが続いたので、マーラーの曲ばかり聴いていました。そして良さがだんだんわかってきました。震災犠牲者の追悼のため、マーラーの命日にウィーン・フィルが交響曲第9番を演奏したと聞いて、この曲もいろんな演奏をたくさん聴きました。コンサートの生演奏でもこの曲を聴けたので、よい体験でした。震災で中止になった公演も多々ありましたが、感動的な名演もあったので、音楽の持つ力というものについても考えさせられます。CDをいろいろ買ったのですが、これも時間的な問題であまり聴けていません。積みCDをなんとかしないと……
●鉄道
津波で東北沿岸の路線は不通となっている区間が多いですが、昨年乗りつぶしていたので、どんな感じだったかだいたい覚えています。街が変わり果てた姿を見ると悲しくなります。
中国地方や四国で残っていた区間については乗りましたので、JRは九州の南の方が残るのみとなりました。新幹線も開通したことですし、来年行ってみたいですね。
アニメの録画やBD、音楽CDの視聴、読書…… と、やりたいことは多いのですが、時間のやりくりが下手なので何とかしたいです。
年が変わりましたので、ここで扱っているテーマごとに、まとめっぽいことをやっておくことにします。
●アニメ
2010年のテレビアニメは、これぞ! という作品は個人的にはなかったです。一番印象に残ったのは、4作目まで劇場公開された『ブレイクブレイド』でした。
久々に硬派で重厚なロボットアニメを見ました。アクションシーンの迫力、うならされるストーリー展開と、続編が待ち遠しいところ。アクションは、3作目でクレオが獅子奮迅の活躍を見せるところが良かったですね。
劇場公開時に見るため、毎回隣町まで行っていますが、地方のため往復の交通費の方が観賞料金より高いんですよね…… でも劇場の大画面で見る価値はあると思います。
テレビアニメは、1クールの作品が多くなったからかどうか知りませんが、もっとストーリーをうまくまとめれば良くなるのに、と感じるものが結構ありました。構成や脚本の方はいっそう努力してもらいたいです。比較的よくまとまっていて良かったのは、『世紀末オカルト学院』でした。
今年は、面白い作品が出てきてくれることを楽しみにしております。
●鉄道
少しずつ乗りつぶしは進めています。JR東日本のスリーデーパスを何度も利用し、ついに東北地方を全線制覇! と言いたかったのですが、年末に新幹線が開業したため、そこがまだです。2011年は九州新幹線もいよいよ全線開業の予定なので、そちらにも行きたいですね。南九州は遠くて行きにくかったのですが、これでだいぶ改善されるはずです。それでも宮崎は難しいですが……
首都圏で微妙に残っていた西武鉄道や、都営地下鉄も、全線乗りました。『ミラクル☆トレイン』を見てから(見なくてもですが)行ってみたかった大江戸線もぐるっと乗りました。
今年もちょっとずつ乗りつぶしを進めます。
●クラシック
2010年はショパン生誕200年ということで、ピアノ曲全集のCDを入手。まだ全部聴けていませんが…… コンサートにも行って、ピアノ協奏曲を聴いてみました。
シューマンも生誕200年だったので、いろいろと聞いてみました。シューマンの曲は「まさにロマン派!」と言いたくなる甘美なロマンティックさで、最近バロック音楽ばっかり聴いていた耳には刺激的でした。ピアノ協奏曲がいいですね。
ただ、2009年に没後200年だったハイドンのCDをたくさん入手したのですが、聴けずじまいでした。こういう積んどくCDが増えつつあるので、消化していきたいです。
クラシックを聴き始めてだいぶ経ちますが、ようやく「名盤・名演奏を聴きたい!」と思うようになりました。今までは曲を中心に考えて演奏者は気にしていなかったのですが…… 同じ曲でも演奏によってやり方はだいぶ違うもので、レベルが高く好みに合う演奏を見つけていきたいです。
2011年はリスト生誕200年ということで、リストの曲をいろいろ聴いてみたいです。マーラーは2010年が生誕150年、今年が没後100年と記念年が続くので注目。交響曲はインバル指揮のCDを中心に持っていますが、マーラーが得意な指揮者と言えばワルターやバーンスタインで、そのあたりの演奏も聴いてみたいですね。