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チャイコフスキー:交響曲第4〜6番(ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル)
評価:
ムラヴィンスキー(エフゲニ),チャイコフスキー,レニングラード管弦楽団
ユニバーサル ミュージック クラシック

チャイコフスキーの交響曲で、評判の良いものを、と思って入手。エフゲニ・ムラヴィンスキー指揮、レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で、1960年の録音です。

チャイコフスキーの交響曲はあまり聴いたことがなかったのですが、久々に「これはスゴいわ〜」と思わされる演奏でした。

「チャイコフスキーが好きです。」と言うと、女性なら「わかるよ〜」となりますが、男性だと「女々しい」「軟弱」「堕落」とか言われそうな雰囲気があります(笑) おそらくチャイコフスキーの作風にロマンティックな部分が多いからだと思いますが(作曲者の繊細さを反映していると思います)、この演奏は一切そのような「軟弱」なところがなく、チャイコフスキーの音楽に対する認識を改めさせられます。

とにかくずっしり響いてきます。変に重々しいわけではなく、むしろテンポは速め。その中で、1音1音にアタックがバシッと決まっている、とでも言うのでしょうか。特に第4番の第4楽章や、第6番「悲愴」の第3楽章を聴くとわかります。速めのテンポでたたみかけて、勇ましく突き進んでいきます。なんというカッコ良さ。「悲愴」の第1楽章では、終盤にかなり力がこもっているように感じられる部分もあり、「こんな曲だったのか〜」と思わされました。

チャイコフスキーの後期交響曲の演奏として、決定盤に挙げる人が多いのもわかる、名演だと思います。ただ、初めて聴くときにこの演奏を聴いて、これが普通だと思ってしまうと、他の演奏がつまらなく感じられるかも……

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| 音楽試聴記 | 00:54 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ブラームス:交響曲全集(ヴァント&北ドイツ放送響)
評価:
ヴァント(ギュンター),ブラームス,北ドイツ放送交響楽団
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

ブラームスの交響曲の演奏で、評判のよいものをと思い、入手しました。ギュンター・ヴァント指揮、北ドイツ放送交響楽団の演奏で、1995〜97年のライヴ録音です。

ベートーヴェンの全集ブルックナーの演奏を聴いたときにも思いましたが、ヴァントは非常にキッチリとした演奏をする人なので、ブラームスも比較的聴きやすいのではないかという期待はしていました。ザンデルリングのブラームスの演奏のように、重厚なアプローチでガッチリ聴かせるのも悪くはないですが、けっこう聴く方も疲れてしまいますから(笑)

今回聴いたヴァントによる演奏では、やはり極端に遅いテンポなどはとらず、スタンダードな名演を聴かせてくれます。オーケストラの響きも、非常にバランスが取れていて聴きやすく感じました。どの曲もとても良い出来だと思いますが、特に印象に残ったのは、第1番。第4楽章の例の「歓喜の歌」風メロディーが盛り上がるところで、グッと加速させているところがあります。これはとても効果的で、「おっ」と思わされました。

SACDハイブリッド盤なので音質はもちろん良いです(SACDは2ch音声)。ブルックナーのときのような迫力はあまり感じませんでしたが、これはまあ、楽曲の性質のちがいもあるでしょう。

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| 音楽試聴記 | 00:38 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
シューマン:交響曲全集(バーンスタイン&ウィーン・フィル)
評価:
バーンスタイン(レナード),シューマン,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ユニバーサル ミュージック クラシック

シューマンの交響曲のCDは全曲分を持っていましたが、評価の高い演奏も聴いてみようと思い、入手。レナード・バーンスタイン指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で、1984〜85年の録音です。

バーンスタインは非常に熱のこもった演奏をするイメージがありましたが、この録音でも力の入った熱演を聴かせてくれます。ただ、極端に遅いテンポをとるようなことはなく、これはオーソドックスな演奏の部類に入ると思うので、初めて聴く人にもお勧めできます。

シューマンはオーケストレーションがヘタクソだった、などとよく言われ、かつては指揮者などが「修正」をほどこして演奏するのが一般的だったこともあったようですが、バーンスタインは「シューマンが書いたとおりにすべき」という意見だったそうなので、そうしているのでしょう。楽譜を持っているわけではないのでわかりませんが……

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| 音楽試聴記 | 00:15 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
メンデルスゾーン:交響曲全集(アバド&ロンドン響)
評価:
メンデルスゾーン,アバド(クラウディオ),アレイ(ジョン),ロンドン交響楽団
ユニバーサル ミュージック クラシック

メンデルスゾーンの交響曲は、第3番「スコットランド」と第4番「イタリア」しか聴いたことがなかったので、勉強としてほかの曲も聴いてみることにしました。

入手したのは、2009年のメンデルスゾーン生誕200周年の時に発売された、クラウディオ・アバド指揮・ロンドン交響楽団の交響曲全集で、1984年の録音です。比較的新しいデジタル録音であることと、国内盤仕様で第2番「讃歌」の歌詞対訳がついていることから、入門用に選んだものです。

有名な「スコットランド」「イタリア」はもちろんどちらも素晴らしい曲ですが、古典派のような特徴のある第1番、合唱を取り入れたカンタータのような第2番「讃歌」も良いです。第5番「宗教改革」は作曲者が失敗作だと言ったそうですが、コラール「神は堅き砦」が出てきたりして親しみやすいところもあります。

今回初めて聴いて特に驚いたのは第2番「讃歌」で、第1〜第3楽章のあとに合唱や独唱・重唱を織り交ぜたカンタータ風の部分が続いていて、全体の演奏時間は1時間をゆうに超えます。明らかにベートーヴェンの交響曲第9番を意識したものですが、規模はもっと大きく、むしろマーラーの交響曲第2番「復活」に近いような印象をもちました。マーラーよりもずいぶん前にこのような曲が書かれていたとは驚きです。規模のわりに、あまり親しまれていないせいか、演奏機会が少ないのはもったいない気がします。

アバドの演奏を選んで聴いたのは、おそらくクセの少ない演奏だろう、というのもありました。期待に違わず明快な演奏で、入門編としては十分だと思います。

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| 2009年アニバーサリー | 23:55 | comments(0) | trackbacks(3) | pookmark |
ベートーヴェン:交響曲全集(アバド&ベルリン・フィルDVD)
名演には、「ものすごい。でも聴いて疲れるからしばらく聴かなくていいや」というタイプと、「すごい! 何度でも聴きたい!」というタイプかありますが、クラウディオ・アバドは明らかに後者のタイプの名演を送り出してきた人だと思います。曲自体や指揮者の芸風を理解するには映像を見るのが一番良いとわかってきたので、マーラーの交響曲の映像で名演を見せてくれたアバドの、ベートーヴェンの交響曲全集を見てみました。

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との演奏で、第9番は2000年ベルリン、その他は2001年ローマでのライブ映像です。アバドとベルリン・フィルによる演奏では、ドイツ・グラモフォンにベートーヴェンの交響曲全集を録音していますが、そちらは聴いていません。

演奏のテンポは速めで、それもそのはず、収録されているインタビューでアバドは「テンポの指示を守ることが重要」と言っています。また、リピートもきっちり全部やっています。昨今のピリオド・アプローチの影響もあるでしょう。躍動感があり、しかし決して軽い演奏ではなく、力がこもっているところもあり、十分に聴きごたえのある内容です。指揮のアバドも生き生きとしていて、演奏が終わると観客は総立ちで拍手。あまり人気があるとは言えない2番、8番あたりでもそうです。これはやっぱりすごいんじゃないでしょうか。

ベートーヴェンの交響曲については、演奏に関していろいろなアプローチがあり、精神性のようなものを引き出す重厚なやり方もありますが、わたしはこのアバドのようなやり方も好みです。初めての人にもおすすめでき、何度でも聴きたくなる名演だと思いました。

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| 音楽試聴記 | 00:53 | comments(0) | trackbacks(2) | pookmark |
2012年4月開始アニメ
4月開始アニメの最初のへんを見てみた感想です。今期は見る作品をセーブしようと思い、かなり最初から絞り込んでみました。

●黄昏乙女×アムネジア
夕子さんは存在自体は哀しいものなのかもしれませんけど、なんだかうっとうしいくらいにずいぶんと気ままですね(笑)

●這いよれ!ニャル子さん
ニャル子はハイテンションでぶっちぎるキャラですが、不思議とウザさは感じないのがうまいです。他のキャラによって、「毒をもって毒を制する」感じになっていますが…… ふつう、クトゥルー神話に詳しい人、そうはいません(笑)

●シャイニング・ハーツ 〜幸せのパン〜
単なるパン屋稼業のお話では終わらないと信じております。パン屋のヒロインが3人いますが、個人的にはエルフのラナや骨董屋のシャオメイが気になる感じです(笑)

●氷菓
「わたし、気になります!」の千反田えるが古典部に入った本当の理由「一身上の都合」とは一体…… 話がどういう方向に展開していくのかも、気になります。

●かんなぎ(再)
本放送のときは途中で見るのをやめてしまいましたが、今回は最後まで見てみたいです。

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| アニメ関連 | 00:19 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ベートーヴェン:交響曲全集(クーベリック指揮)
評価:
クーベリック(ラファエル),ベートーヴェン,ロンドン交響楽団,アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団,ボストン交響楽団,パリ管弦楽団,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,クリーヴランド管弦楽団
ポリドール

演奏家の芸風を知るには、スタンダードでよく知っている曲を聴くのが一番いいと思うのですが、指揮者でいえば最適だと思うのがベートーヴェンの交響曲です。ラファエル・クーベリック指揮のマーラーの交響曲の演奏を聴いて、いろいろと興味が出てきたので、ベートーヴェンの交響曲も聴いてみることにしました。

クーベリックは1970年代にベートーヴェンの交響曲全曲を録音していたのですが、それがなんと9つのオーケストラを振り分けて行うというおもしろ企画。ほかにはあまり例がないんじゃないでしょうか。もちろんいずれも一流のオケで、内訳は以下の通りです。
・第1番 ロンドン交響楽団
・第2番 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
・第3番「英雄」 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
・第4番 イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
・第5番 ボストン交響楽団
・第6番「田園」 パリ管弦楽団
・第7番 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
・第8番 クリーヴランド管弦楽団
・第9番「合唱」 バイエルン放送交響楽団・バイエルン放送合唱団 
もっとも、途中でこのような企画になったため、最初の頃にバイエルン放送響と録音した第7番はかぶってしまうためお蔵入りになっていたのだとか。今回入手したのはタワーレコードの企画もので出ているBOXセットで、このバイエルン放送響による第7番も特別収録されています。

演奏を聴いてみたところ、やはり期待通りどれもきっちりした良い演奏です。好みでいえば、昨今のスピーディーな演奏に慣れてしまったので、少し重たく感じてしまうこともありましたが、悪くはありません。また、聴き比べができる第7番の演奏時間は、楽章単位で比べてもほとんど変わらず、クーベリックの中で曲のイメージがしっかりできていたんだなぁと思わされます。

それぞれ違うオーケストラが演奏しているということで、音色が違うのかというと…… 重厚なベルリン・フィル、甘美なウィーン・フィル、切れ味鋭いクリーヴランド管…… と、そう言われればそんな気もしてきますが、まあ、正直よくわからないかも(笑) クーベリック、いい仕事をしてくれました。

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| 音楽試聴記 | 00:12 | comments(0) | trackbacks(5) | pookmark |
シベリウス:交響曲全集 他 (マゼール&ピッツバーグ響)
フィンランドの作曲家・シベリウスの曲をあまり聴いたことがなく、入門用に交響曲を中心に聴いてみました。新しい録音でお手頃価格のものをと思い、ロリン・マゼール指揮ピッツバーグ交響楽団によるボックス・セットを入手。
収録曲は、
・交響曲第1〜7番
・「トゥオネラの白鳥」、「カレリア組曲」、「悲しきワルツ」、「フィンランディア」、「エン・サガ」
・ヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリン・ソロ:ジュリアン・ラクリン)
です。

シベリウスの交響曲では第2番が最もポピュラー。確かに、特に第4楽章は歌えるメロディーが出てきて盛り上がるので、わかりやすい曲と言えます。しかし他の曲は内省的で、暗く内向きに沈んでいくような曲が多いように思います。オーケストラの威力を活用してガンガン聴かせるような曲ではなく、静かに流れるような感じです。しかしところどころに弦楽器のソロなどが聴かせるところもあり、この渋い魅力がわかってくればなかなか楽しめるのかもしれません。

ヴァイオリン協奏曲も名曲といわれていて、勢いがあり技巧を聴かせます。やはりシベリウスの入門用には交響曲第2番やヴァイオリン協奏曲からいくのがいいようです。

マゼールはかなりクセのある演奏をすることもある指揮者なので、これがスタンダードなシベリウスの演奏なのかどうかはわかりませんが、わりと力のこもった演奏を聴かせる部分もあります。

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| 音楽試聴記 | 00:41 | comments(0) | trackbacks(2) | pookmark |
ヴァント&ベルリン・フィル他によるブルックナーの交響曲
評価:
ブルックナー,ヴァント(ギュンター),ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
BMG JAPAN

評価:
ブルックナー,ヴァント(ギュンター),ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
BMG JAPAN

1912年生まれのギュンター・ヴァントは、今年で生誕100年ということもあり、いろいろな商品が売り出されています。ヴァントと言えば、晩年にブルックナーの演奏で非常に高い評価を得ていた指揮者として有名。というわけで、最晩年にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団に客演したときの演奏を中心に聴いてみました。

ベルリン・フィルとの共演によるブルックナーの演奏では、交響曲第4番(1998年)、第5番(1996年)、第7番(1999年)、第8番(2001年)、第9番(1998年)のディスクが出ています。今回はSACDハイブリッドのディスクを入手して、すべて聴いてみました。期待に違わずどれも素晴らしい名演ですが、特に印象に残ったのは、第5番と第8番です。

第5番は、これまでどうもとっつきにくくて小難しい印象があったのですが、こんなに興味深く聴けたのは初めてで、この演奏を聴いて良さがわかってきた気がします。第5番のディスクだけはなぜかマルチチャンネルがなくてステレオ音声のみの収録のため、買おうかどうか迷ったのですが、買ってよかったです。第8番は、ブルックナーの最高傑作と言われているだけあって、完成度の高い名曲なのですが、名曲をきちんと名曲として聴かせてくれる名演です。

ベルリン・フィルによるブルックナーの演奏としては、カラヤンの全集も聴きましたが、カラヤンの方からはオーケストラの威力を十分に発揮した、ゴージャスな演奏という感じを受けるのに対し、ヴァントの方はまた印象が異なります。かなり細部にまで気を遣った、緻密な演奏という感じです。こうしたアプローチなので、非常に堅固な構成を誇る第5番に好印象を受けたのかもしれません。

ディスクの解説によると、SACDのマルチチャンネル音声はホールの客席ではなく、指揮台に立った時の音響を意識しているそうで、まさに巨匠ヴァントが意図した音楽が聴けるのだとか。こういうこだわりもいいと思います。第5番だけサラウンドがないのが残念。

巨匠の芸風を理解しようと、映像も入手してみました。2000年のシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭における、北ドイツ放送交響楽団の演奏です。北ドイツ放送響はヴァントが鍛え上げたオーケストラだけあって、こちらも文句のつけようがない力強い名演です。演奏が終わっても拍手がためらわれるような雰囲気の中、遠慮がちに始まった拍手の後、聴衆総立ちの大喝采です。ヴァントはこのとき88歳という高齢だったわけですが、しっかりと指揮台に立ってかくしゃくとした指揮ぶりをみせます。高齢の巨匠ともなるとちゃんと振っているんだかよくわからなくなってしまう人もいますが、ヴァントは長めの指揮棒を持ちつつ、きっちりとした動作でリードしているようすがわかります。こうした姿勢は楽曲の解釈にも表れていると思います。

比較的新しい録音でこのような名演が聴けるのは恵まれていると思います。総合的にみればブルックナー演奏の決定盤はヴァントといっていいでしょう。

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| 音楽試聴記 | 00:13 | comments(0) | trackbacks(6) | pookmark |
Anther (コミックス版全4巻)
アニメの『Another』がおもしろかったので、コミックス版(原作:綾辻行人、漫画:清原紘)も見てみました(原作小説版は未読)。

画の清原さんによる緻密な描写は、この作品に合っていると思います。アニメ版がいとうのいぢさんによる、どちらかといえばかわいらしいキャラクターデザインで臨んだのは、良い結果に終わったと思っていますが、あれはあれで冒険だったのかも。

全4巻ということで、ストーリーは端折っている感もありますが、要所は押さえているので不足は感じません。特に、恒一が叔母・怜子さんに対してどんな思いを持っていたかを知るには、アニメの描写だけでは不十分でしたので、このコミックス版は必読だと思いました。また、原作者・綾辻さんのコメントによれば、赤沢さんにスポットを当てた展開は、コミックス版のアイデアであるらしい。これはアニメ版にも踏襲されたことになります。そうすると、このコミックス版は作品の展開を語る上では重要と言えそうです。

アニメ版では苦心の跡がうかがえた「怜子さん」と「三神先生」のトリックについては、このコミックス版でもうまくクリアされています。そう考えると、実写映画版でここをどのように処理するのかは、興味深いところです。

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